最下層の女郎が検査を嫌がった理由!大河ドラマ『べらぼう 第1回 ありがた山の寒がらす』

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出典:引用元・NHK 大河ドラマ『べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜』公式サイト

大河ドラマ『べらぼう 第1回 ありがた山の寒がらす』では、最下層の女郎たちがひどい生活を送っていて、病気になってしまう者も少なくありませんでした。

それなのに、最下層の女郎たちは病気になっていないか?調べる検査を嫌がっていたので、その理由について紹介しましょう。

目次

大河ドラマ『べらぼう』のキャスト

大河ドラマ『べらぼう』のキャストについて、詳しく紹介しています。

日本橋の人々

  • 蔦屋重三郎(俳優:横浜流星)地本問屋『耕書堂』の主人
  • 唐丸-喜多川歌麿(俳優:染谷将太)蔦屋重三郎を兄のように慕う浮世絵師
  • つよ(俳優:高岡早紀)蔦屋重三郎の母
  • みの吉(俳優:中川翼)日本橋進出後の耕書堂の手代
  • たか(俳優:島本須美)耕書堂の女中
  • 須原屋市兵衛(俳優:里見浩太朗)書物問屋『須原屋』の主人で、蔦屋重三郎と親交が深い
  • 鶴屋喜右衛門(俳優:風間俊介)日本橋通油町の地本問屋『鶴屋』の主人
  • 西村屋与八(俳優:西村まさ彦)地本問屋『西村屋』の主人
  • 岩戸屋源八(俳優:中井和哉)地本問屋
  • 村田屋治郎兵衛(俳優:松田洋治)日本橋通油町の地本問屋
  • 奥村屋源六(俳優:関智一)日本橋の地本問屋
  • 松村屋弥兵衛(俳優:松田洋治)日本橋通油町の地本問屋

将軍家・御三家・御三卿

  • 徳川家治(俳優:眞島秀和)江戸幕府第10代将軍
  • 知保の方(俳優:高梨臨)家治の側室で、気性が荒い性格
  • 高岳(俳優:冨永愛)大奥で権勢を振るう人物
  • 大崎(俳優:映美くらら)豊千代の乳母
  • 徳川家斉(俳優:長尾翼)徳川家治の後継者
  • 徳川治貞(俳優:高橋英樹)御三家・紀州藩の藩主であり、名君として名高い
  • 一橋治済(俳優:生田斗真)御三卿・一橋家の当主であり、野心家
  • 清水重好(俳優:落合モトキ)御三卿・清水家の当主

幕臣や諸大名たち

  • 田沼意次(俳優:渡辺謙)幕府の財政難に立ち向かう老中
  • 田沼意知(俳優:宮沢氷魚)田沼意次の嫡男であり、非業の死を遂げる人物
  • 田沼意致(俳優:宮尾俊太郎)田沼意次の甥
  • 三浦庄司(俳優:原田泰造)田沼家用人
  • 長谷川平蔵宣以(俳優:中村隼人)のちに鬼平と呼ばれる人物
  • 松本秀持(俳優:吉沢悠)勘定吟味役
  • 土山宗次郎(俳優:栁俊太郎)田沼派の官僚
  • 松平康福(俳優:相島一之)江戸幕府の老中
  • 水野忠友(俳優:小松和重)江戸幕府の老中
  • 佐野政言(俳優:矢本悠馬)騙されて凶行に走る旗本
  • 島津重豪(俳優:田中幸太朗)九州の薩摩藩の藩主
  • 松前道廣(俳優:えなりかずき)蝦夷の松前藩の藩主であり、冷酷非情な性格
  • 松前廣年(俳優:ひょうろく)松前藩の江戸家老
  • 松平定信(俳優:井上祐貴)寛政の改革を行う人物で、田沼意次を強く憎む

吉原の人々

  • 花の井(女優:小芝風花)蔦屋重三郎と親しい花魁
  • 朝顔(女優:愛希れいか)心が優しすぎて、非業の死を遂げてしまう人物
  • 九郎助稲荷(女優:綾瀬はるか)江戸の語り手
  • 次郎兵衛(俳優:中村蒼)蔦屋重三郎の兄
  • 誰袖(俳優:福原遥)大文字屋の花魁
  • りつ(俳優:安達祐実)芸者の見番『大黒屋』の女将
  • とく(俳優:丸山礼)次郎兵衛の妻
  • ふじ(俳優:飯島直子)駿河屋の女将で、蔦屋重三郎の養母
  • 駿河屋市右衛門(俳優:高橋克実)引手茶屋『駿河屋』の主人であり、蔦屋重三郎の養父
  • 扇屋宇右衛門(俳優:山路和弘)女郎屋『扇屋』の主人
  • きく(俳優:かたせ梨乃)浄念河岸の女郎屋『二文字屋』の女将
  • 留四郎(俳優:水沢林太郎)蔦屋の奉公人
  • 若木屋与八(俳優:本宮泰風)女郎屋『若木屋』の主人
  • 半次郎(俳優:六平直政)そば屋『つるべ蕎麦』の店主
  • 松の井(俳優:久保田紗友)気性が荒い花魁でも、うつせみを応援してあげた人物
  • いね(俳優:水野美紀)松葉屋の女将
  • 志げ(俳優:山村紅葉)大文字屋で働きながら、誰袖を心配する人物
  • 松葉屋半左衛門(俳優:正名僕蔵)松葉屋の主人
  • 丁子屋長十郎(俳優:島英臣)女郎屋『丁子屋』の主人
  • 大文字屋市兵衛(伊藤淳史)女郎屋『大文字屋』の二代目で、父とは違い温厚な性格

絵師・戯作者・狂歌師

  • 大田南畝(俳優:桐谷健太)御家人にして狂歌師
  • 恋川春町(俳優:岡山天音)小島松平家の内用人
  • 朋誠堂喜三二(俳優:尾美としのり)佐竹家江戸留守居役であり、人気の高い戯作者
  • 北尾重政(俳優:橋本淳)板本の挿絵を手掛ける人気絵師
  • 北尾政演(俳優:古川雄大)重政の弟子であり、絵師
  • 北尾政美(俳優:高島豪志)重政の弟子であり、耕書堂の仕事を請け負う絵師
  • 鳥山石燕(俳優:片岡鶴太郎)喜多川歌麿に強い影響を与える絵師
  • 勝川春章(俳優:前野朋哉)役者絵で、人気の高い絵師
  • 朱楽菅江(俳優:浜中文一)狂歌師
  • 元木網(俳優:ジェームス小野田)湯屋の主人であり、狂歌師
  • 智恵内子(俳優:水樹奈々)女流狂歌師
  • 宿屋飯盛(俳優:又吉直樹)狂歌師
  • 唐来三和(俳優:山口森広)戯作者
  • 志水燕十(俳優:加藤虎ノ介)御家人であり、戯作者
  • 芝全交(俳優:亀田佳明)戯作者

蔦屋重三郎と関わる人物たち

  • ふく(俳優:小野花梨)うつせみという名前の元花魁で、今は足抜けして夫と幸せに暮らす人物
  • 小田新之助(俳優:井之脇海)うつせみの夫
  • 平秩東作(俳優:木村了)内藤新宿で商いを行う人物
  • 長七(俳優:甲斐翔真)短期で喧嘩っぱやい所がある性格

大河ドラマ『べらぼう 第1回』のストーリー

明和9年、江戸で大火が起きてしまい、花の井が子供たちを避難させようとしますが、大事な石像を見捨てられないと言って、逃げようとしません。

そこに通りかかった蔦屋重三郎は「おい、何しているんだよ?」と声をかけると、花の井から事情を説明されると「仕方ねぇなぁ」と表情をゆがめて、石像を運んでいきます。

蔦屋重三郎は、火事の中、孤児になっていた唐丸と一緒に、引手茶屋『駿河屋』で働く事になりましたが、花魁たちが貸本を三冊もダメにされてしまいました。

「おい、花の井。3冊ダメにしたから、18文を払えよ」「18文?それはふっかけすぎだろう」「なにを言っているんだ。お前?それでも江戸っ子か」

「あんたこそ、それこそ江戸っ子かい。それより、これ(弁当)を朝顔姉さんに届けてくれないかい?」「それじゃ、これを届けたら、18文を払うか?」

「朝顔姉さんに届けるっていう話だよ?私とあんたの朝顔姉さんだよ?」

蔦屋重三郎は「わかったよぉ」と迷惑そうな表情を浮かべて、弁当を持っていく事にすると、花の井が静かに頬を緩ませて微笑みます。

朝顔のもとを尋ねますが、食べようとしないので「姉さん、食べないのかい?」と聞くと「あとで食べるよ」と答えるので、戻ることにしました。

しかし、朝顔は貧しい女に、弁当をあげてしまい、そのまま生き絶えてしまいました。蔦屋重三郎は、その事を知って、あわてて外を走っていきます。

なぜなら、死んでしまった女郎は、裸にされて特定の場所へ捨てられてしまうからです。遺体は何の値打ちもなくてっも、はぎとった服は値打ちがあるという考えからでした。

蔦屋重三郎は「罰当たりが」と吐き捨てて、朝顔の遺体に服をかけてあげます。かつて、朝顔は、蔦屋重三郎や、あざみ(花の井)に目をかけ続けてくれた事があったのです。

このままで良い訳がないと思って、吉原の旦那たちに「女郎たちを助けてもらえませんか」と頼み込みますが「あいにく、私たちは忘八(八つの徳を忘れた者)なもんでな」と相手にされません。

蔦屋重三郎は、思い切って老中・田沼意次に「なんとか、吉原の女郎たちを助けてもらえないでしょうか?」と頼み込むと「お前は客を呼ぶ工夫をしているのか?」と言い返されます。

今まで考えた事すらなかっただけに「田沼さま、思いがけない事を教えていただき、ありがた山の寒がらすにございます」と頭を下げてお礼を言います。

田沼意次の息子・意知は、外から、その様子を見ていて「ふっ」と笑ってしまいます。はたして、蔦屋重三郎は吉原に客を呼べるのでしょうか?

最下層の女郎が検査を嫌がった理由

最下層の女郎が検査を嫌がった理由は、もしも検査をして病気になっている事が分かったら、客に嫌がられてしまい、仕事から外されてしまうからです。

そのような事をされたら、飯を食べる事もできず、この吉原で生きていく事ができなかったので、最下層の女郎たちは検査を受けるのを嫌がりました。

いつ病気になるのか?分からない中、多くの男たちを相手にしてしまい、朝顔のような優しい女郎は早く亡くなってしまうのです。

大河ドラマ『べらぼう 第1回』の感想

(上の画像はイメージ画像であり、写真ACのフリー画像です)

朝顔はすごく優しい性格をしていましたが、それが災いして、早くにも亡くなってしまいました。世の中で、憎まれっ子が世にはばかるのも、こういった事が関係しているのでしょう。

吉原は、すごく残酷な所であり、あまり人気のない女性は貧乏な暮らしをしていましたが、それでも食事をとれたり、豪華な服を着れたりする女性が多くいたのも事実です。

戦国時代や幕末のほうが、視聴率は良い傾向ですが、そればかりが日本の歴史ではありません。こういった人気が低い時代であっても、大河ドラマで放送する意義はあるはずです。

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