
松平定信は、江戸時代中期に『寛政の改革』を行いましたが、徳川吉宗の改革ほどの効果を得られず、町民の蔦屋重三郎たちから批判されてしまいます。
失敗した面もありますが、日本資本主義の父と称される渋沢栄一からは評価されている事もあるので、松平定信の名言について、詳しく紹介しましょう。
目次
松平定信の名言No.1:田安の種をまくのです

(上の画像は、当ブログ・名言ライフ部の運営者・あきらが作ったものです)
田安の種をまくのです
出典:引用元・NHK 大河ドラマ『べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜 第10回』
大河ドラマ『べらぼう第10話』で、田安賢丸は妹から種を見せてもらった事で、ある事を思いつき「母上、田安の種をまくのです」と進言します。
その種とは、自分の妹・種姫を徳川家治の養女にさせて、将来的には家基に嫁がせようともくろみました。
こうする事によって、田安家の影響力を強めて、田沼意次を牽制する事ができました。
まさに田安の種まきであり、将来に備えるためであれば、妹さえも道具として扱う非情さを感じさせるものがありますね。
この時代では、家族を道具のように扱う事は珍しくはありませんが、この非情さは蔦屋重三郎を苦しめていく事になるのです。