戯号とは何か詳しく紹介!大河ドラマ『べらぼう 第12回 俄なる明月余情』

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出典:引用元・NHK 大河ドラマ『べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜』公式サイト

大河ドラマ『べらぼう 第12回 俄なる明月余情』では、戯号が大きな話題になり、意外な人物が面白い本を書いている事が判明しました。

しかし、戯号を詳しく知らない方も多いと思うので、戯号とは何か紹介するので参考にしてみて下さい。

目次

大河ドラマ『べらぼう』のキャスト

大河ドラマ『べらぼう』のキャストについて、詳しく紹介しています。

市中の人々

  • 蔦屋重三郎(俳優:横浜流星)地本問屋『耕書堂』の主人
  • てい(俳優:橋本愛)蔦屋重三郎の妻
  • 喜多川歌麿(俳優:染谷将太)蔦屋重三郎を兄のように慕う浮世絵師
  • つよ(俳優:高岡早紀)蔦屋重三郎の母
  • みの吉(俳優:中川翼)日本橋進出後の耕書堂の手代
  • たか(俳優:島本須美)耕書堂の女中
  • 須原屋市兵衛(俳優:里見浩太朗)書物問屋『須原屋』の主人で、蔦屋重三郎と親交が深い
  • 鶴屋喜右衛門(俳優:風間俊介)日本橋通油町の地本問屋『鶴屋』の主人
  • 西村屋与八(俳優:西村まさ彦)地本問屋『西村屋』の主人
  • 岩戸屋源八(俳優:中井和哉)地本問屋
  • 村田屋治郎兵衛(俳優:松田洋治)日本橋通油町の地本問屋
  • 奥村屋源六(俳優:関智一)日本橋の地本問屋
  • 松村屋弥兵衛(俳優:松田洋治)日本橋通油町の地本問屋
  • 鱗形屋孫兵衛(俳優:片岡愛之助)鱗形屋の主人

将軍家・御三家・御三卿

  • 徳川家治(俳優:眞島秀和)江戸幕府第10代将軍
  • 知保の方(俳優:高梨臨)家治の側室で、気性が荒い性格
  • 高岳(俳優:冨永愛)大奥で権勢を振るう人物
  • 大崎(俳優:映美くらら)豊千代の乳母
  • 徳川家斉(俳優:長尾翼)徳川家治の後継者
  • 徳川治貞(俳優:高橋英樹)御三家・紀州藩の藩主であり、名君として名高い
  • 一橋治済(俳優:生田斗真)御三卿・一橋家の当主であり、野心家
  • 清水重好(俳優:落合モトキ)御三卿・清水家の当主
  • 田安治察(俳優:入江甚儀)御三卿・田安家の当主で、賢丸の兄

幕臣や諸大名たち

  • 田沼意次(俳優:渡辺謙)幕府の財政難に立ち向かう老中
  • 田沼意知(俳優:宮沢氷魚)田沼意次の嫡男であり、非業の死を遂げる人物
  • 田沼意致(俳優:宮尾俊太郎)田沼意次の甥
  • 松平武元(俳優:石坂浩二)田安賢丸のために奔走する老中
  • 三浦庄司(俳優:原田泰造)田沼家用人
  • 長谷川平蔵宣以(俳優:中村隼人)のちに鬼平と呼ばれる人物
  • 松本秀持(俳優:吉沢悠)勘定吟味役
  • 土山宗次郎(俳優:栁俊太郎)田沼派の官僚
  • 松平康福(俳優:相島一之)江戸幕府の老中
  • 水野忠友(俳優:小松和重)江戸幕府の老中
  • 佐野政言(俳優:矢本悠馬)騙されて凶行に走る旗本
  • 島津重豪(俳優:田中幸太朗)九州の薩摩藩の藩主
  • 松前道廣(俳優:えなりかずき)蝦夷の松前藩の藩主であり、冷酷非情な性格
  • 松前廣年(俳優:ひょうろく)松前藩の江戸家老
  • 松平定信(俳優:井上祐貴)寛政の改革を行う人物で、田沼意次を強く憎む

吉原の人々

  • 瀬川(女優:小芝風花)蔦屋重三郎と親しい花魁
  • 九郎助稲荷(女優:綾瀬はるか)江戸の語り手
  • 次郎兵衛(俳優:中村蒼)蔦屋重三郎の兄
  • 鱗形屋孫兵衛(俳優:片岡愛之助)地本問屋『鱗形屋』の主人
  • 誰袖(俳優:福原遥)大文字屋の花魁
  • りつ(俳優:安達祐実)芸者の見番『大黒屋』の女将
  • とく(俳優:丸山礼)次郎兵衛の妻
  • ふじ(俳優:飯島直子)駿河屋の女将で、蔦屋重三郎の養母
  • 駿河屋市右衛門(俳優:高橋克実)引手茶屋『駿河屋』の主人であり、蔦屋重三郎の養父
  • 扇屋宇右衛門(俳優:山路和弘)女郎屋『扇屋』の主人
  • きく(俳優:かたせ梨乃)浄念河岸の女郎屋『二文字屋』の女将
  • 留四郎(俳優:水沢林太郎)蔦屋の奉公人
  • 若木屋与八(俳優:本宮泰風)女郎屋『若木屋』の主人
  • 半次郎(俳優:六平直政)そば屋『つるべ蕎麦』の店主
  • 松の井(俳優:久保田紗友)気性が荒い花魁でも、うつせみを応援してあげた人物
  • いね(俳優:水野美紀)松葉屋の女将
  • 志げ(俳優:山村紅葉)大文字屋で働きながら、誰袖を心配する人物
  • 松葉屋半左衛門(俳優:正名僕蔵)松葉屋の主人
  • 丁子屋長十郎(俳優:島英臣)女郎屋『丁子屋』の主人
  • 大文字屋市兵衛(伊藤淳史)女郎屋『大文字屋』の二代目で、父とは違い温厚な性格

絵師・戯作者・狂歌師

  • 大田南畝(俳優:桐谷健太)御家人にして狂歌師
  • 恋川春町(俳優:岡山天音)小島松平家の内用人
  • 朋誠堂喜三二(俳優:尾美としのり)佐竹家江戸留守居役であり、人気の高い戯作者
  • 北尾重政(俳優:橋本淳)板本の挿絵を手掛ける人気絵師
  • 北尾政演(俳優:古川雄大)重政の弟子であり、絵師
  • 北尾政美(俳優:高島豪志)重政の弟子であり、耕書堂の仕事を請け負う絵師
  • 鳥山石燕(俳優:片岡鶴太郎)喜多川歌麿に強い影響を与える絵師
  • 勝川春章(俳優:前野朋哉)役者絵で、人気の高い絵師
  • 朱楽菅江(俳優:浜中文一)狂歌師
  • 元木網(俳優:ジェームス小野田)湯屋の主人であり、狂歌師
  • 智恵内子(俳優:水樹奈々)女流狂歌師
  • 宿屋飯盛(俳優:又吉直樹)狂歌師
  • 唐来三和(俳優:山口森広)戯作者
  • 志水燕十(俳優:加藤虎ノ介)御家人であり、戯作者
  • 芝全交(俳優:亀田佳明)戯作者
  • 平賀源内(俳優:安田顕)江戸時代で有名な蘭学者
  • 富本豊前太夫(俳優:寛一郎)馬面太夫と呼ばれる人物
  • 市川門之助(俳優:濱尾ノリタカ)歌舞伎役者
  • 恋川春町(俳優:岡山天音)狂歌師として酒上不埒と名乗る人物
  • 平沢常富-喜三二(俳優:尾美としのり)蔦屋重三郎の本に注目する人物

蔦屋重三郎と関わる人物たち

  • うつせみ(俳優:小野花梨)小田新之助に恋する花魁
  • 小田新之助(俳優:井之脇海)うつせみの夫
  • 平秩東作(俳優:木村了)内藤新宿で商いを行う人物
  • 長七(俳優:甲斐翔真)短期で喧嘩っぱやい所がある性格
  • 鳥山検校(俳優:市原隼人)幕府から保護される盲人

大河ドラマ『べらぼう 第12回』のストーリー

蔦屋重三郎は、富本豊前太夫の本を出したお陰で、女性が買いにやってくるようになりましたが、それほど多く売れる事はありませんでした。

「市中に売れたらなぁ」とぼやきますが、半次郎から「春町とか、そういう本は出せねぇの?」と聞かれてしまい『それは難しいだろうなぁ』と思ってしまいます。

若木屋与八は、大文字屋市兵衛の考えを否定しておきながら、自分がその考えを真似て、先に祭りをしようと画策しました。

その動きは、忘八の旦那たちの耳にまで届いて『あいつ、その気がないような振りをして、自分が取り仕切りたかっただけだったの』と憤慨します。

大文字屋市兵衛は「何とか祭りをぶっ壊せなといけねぇ」と激怒しますが、蔦屋重三郎は「何も壊す事はないでしょう。せっかく祭りをするんですから」と、さとされます。

蔦屋重三郎は、一緒に祭りを盛り上げるべきと主張して、大文字屋市兵衛は若木屋与八に金を出して、一緒に祭りをする事を申し出ます。

一緒に祭りをする事になりますが、それでも大文字屋市兵衛や若木屋与八たちは、激しく口論してしまい、西村屋与八はそそくさと退散していきます。

蔦屋重三郎は、祭りを盛り上げていくために、平賀源内に相談すると、平沢常富が面白いものを書く喜三二である事を教えられます。

今まで、平沢常富とは人付き合いがあっても、まさか喜三二とは知らなかったので、すぐに会いに行って、一緒に仕事をしてもらえるように頼み込みました。

ところが、喜三二は鱗形屋孫兵衛から「どうか、青本はうちだけにしてもらえないでしょうか?」と土下座されてしまい、蔦屋重三郎とは一緒に仕事しないようにお願いされます。

しかも、仲良しの春町にまで「蔦屋重三郎は信用できないから、辞めたほうがいいのでは?」と注意されてしまうのです。

祭りがいよいよ始まろうとしたときに、うつせみは松の井から「新さま、来るかもしれませんねぇ」と言われますが「わっちの事など、忘れているでしょう」とぼやきます。

ところが、祭りが始まると、あの小田新之助が現れて、うつせみは目をうるませてしまいますが、以前のせっかんが効いたのか?足がすくんでしまいます。

そんな時に、背中を『ドン』と押されて、後ろを振り返ると、松の井から「祭りに神隠しはつきものにござんす、お幸せに」と祝福されます。

うつせみは、松の井から渡された笠を手に持ち、恋人と一緒に旅立っていくのです。

戯号とは何か詳しく紹介

戯号とは、現代風で言えば、ペンネームのようなものであり、画家でいえば雅号(がごう)のようなものです。

本名とは違う名前であり、江戸時代では武士が雅号で本の載る絵や文章を書く事もありました。

遊女や町娘が匿名で句や詩を詠むさいにも、戯号を使う事もあり、江戸時代は中世であっても平和な時代が長く続いていたこともあって、ここまで文化が発展したと言えるでしょう。

大河ドラマ『べらぼう 第12回』の感想

大文字屋市兵衛は、犬猿の仲の若木屋与八と口論しながらも、一緒に祭りをする事になりますが、これも蔦屋重三郎がとなりしてくれたお陰でした。

祭りが行われる直前に、うつせみは、松の井から「新さま、来るかもしれませんね」と言われますが「わっちの事など忘れている」とぼやいてしまいます。

そうは言っても、祭りが始まると、あの人は新さまではないか?と思ってしまいました。そして、祭りが行われた時に、運命の再会を果たします。

松の井は何だかんだ言って、優しく接してくれて、うつせみの背中を押してあげたシーンは感動的で良かったですね。

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