出典:引用元・日本テレビ系のドラマ『良いこと悪いこと』公式サイト
ドラマ『良いこと悪いこと』では、卒業写真で黒く塗りつぶされた生徒が何名もいて、そのうちの元クラスメートたちが死んでいきました。
そんなミステリー要素の強いドラマ『良いこと悪いこと』の名言について、詳しく紹介しましょう。
いじめられた方は、いつまでも覚えている(ドラマ『良いこと悪いこと 第1話』の名言)
猿橋園子は有名人として活躍していましたが、学生時代には『どの子』と言われて、いじめられた事があり、それからは狭い所が苦手になってしまいました。
桜井幹太にその事を言うと「今さら」と言われるので「今さら?昔はいじめていたけど、今は大人になって仕事もして、育児もして立派な大人になったから、今さら黙ってくれと」と言い返します。
「いじめられたほうは、いつまで経っても覚えているんです」
猿橋園子は、そう言い放つと、キングは「だから、殺したのか?」と聞き返すと「一言目がそれですか?取材のしがいがあります」と不敵な笑みを浮かべるのです。
いくら有名人として活躍したとしても、過去に体験した事は忘れる訳がないのは当然ですし、いじめたほうはほんの軽い遊び感覚であっても、決して許される事ではありませんね。
このドラマでは、イジメていたほうが次々に殺害されて罰を受けていくという一面と、時間が経ったあとのイジメっ子とイジメられっ子の様子が分かるのが大きな特徴です。
今までは、学園で起きている現在進行形のイジメと向き合っているドラマが多かっただけに、しばらく経ったあとの様子も観られるのが、このドラマの大きな魅力かもしれません。

謝ったら許されると思っている(ドラマ『良いこと悪いこと 第2話』の名言)
中島笑美は、猿橋園子に再会すると「やっぱり、まだ怒っている?ごめん。他の男子がしていたから、私もついノリがしちゃったの」と、軽い感じに謝ります。
しかし、猿橋園子にしてみれば、自分の物を盗まれた上にドロボー扱いされてしまい、周りから批判されてしまってイジメられたので、許せる訳がありませんでした。
「あなた、何も変わっていないですね。謝ったら許されると思っている」
そう言い放って、店から出て行くと、中島笑美は『昔の話なのに、執念深いというか、ねちっこい』と思って、全く悪びれる感じがなかったのです。
謝れない人間もいる事を考えたら、謝るだけでもマトモと言えますが、あまりにも軽い感じという事もあって、ますます許せなくなったのでしょう。

やった方もやられた方も無かった事には出来ない(ドラマ『良いこと悪いこと 第2話』の名言)
元イジメっ子と元イジメられっ子たちが強力して、これ以上の連続殺人を止めようとしますが、その過程で「やった方もやられた方も無かった事には出来ない」という名言が出ていました。
イジメられた方はいつまでも過去の苦しい体験を忘れられず、イジメたほうも大人になったからと言って過去の過ちを帳消しできる訳でもありません。
法律上では罰せられないとしても、倫理的には、やはり過去のイジメはアウトと言わざるを得ないでしょう。
善人とは言えないけど、必死こいて生きているんだよ(ドラマ『良いこと悪いこと 第2話』の名言)
高木将-キング(俳優:間宮祥太朗)は、猿橋園子-どの子(俳優:新木優子)がイジメられていた復讐をしようとしていると疑って、苦しい胸の内を打ち明けます。
「善人とは言えないけど、必死こいて生きているんだよ」
確かに、過去にイジメをしてしまったけど、それから大人になって必死になって、今を生きていると訴えた訳ですが、イジメられた方からしたら『だから、何?』と言いたくなる所でしょう。
ここまで来るのは簡単な道ではありませんでした(ドラマ『良いこと悪いこと 第3話』の名言)
小山隆弘-ターボー(俳優:森本慎太郎)は、子供の頃に、宇宙に跳び立つのを夢みて、大人になり、宇宙ビジネスにお金をかけられるほどの実業家になっていました。
多くのマスコミを前にして「ここまで来るのは簡単な道ではありませんでした」と自信タップリにスピーチして、注目を集めます。
どれだけ華やかなスポットライトを浴びている人であっても、そこまで至るには、凄い努力と時間をかけてきた人たちばかりです。
『あんな人みたいになりたい』と思いつつも、憧れている人と同じぐらいの努力ができるかどうか?そこを考えてみるのも重要と思わせる名言でしたね。

あの時の私たちは今の私たちを見ています(ドラマ『良いこと悪いこと 第3話』の名言)
小山隆弘は、マスコミに向かって「あの時の私たちは今の私たちを見ています」とスピーチもしていましたが、これは過去の自分と今の自分を対比させていました。
今の自分は、過去の自分が夢見た人間になれるほどの努力をしてきたのか?過去の自分に対して、今の自分は胸をはれるほどの人間になっているのか?
そのように、自問自答する名言でした。
この名言には、そのほかにも、今の子供に対して、胸をはれるほどの大人になっているのか?そう語りかけるような言葉にもなっていますね。
小山隆弘は、宇宙に夢見る子供たちにも、夢を繋いでいけるように、大人は頑張っていくべきだと間接的に主張したかったのでしょう。


