ドラマ『終幕のロンド-もう二度と、会えないあなたに-』では、鳥飼樹(俳優:草彅剛)が愛する妻を亡くしてから、遺品整理の仕事をするようになりました。
そんなドラマ『終幕のロンド-もう二度と、会えないあなたに-』の15の名言について、詳しく紹介するので参考にしてみて下さい。
お前の目は洞穴かよ(ドラマ『終幕のロンド 第1話』の名言)
『Heaven’s messenger』の新入社員・久米ゆずは(八木莉可子)は、遺族のぬいぐるみを残そうとするので、矢作海斗(俳優:塩野瑛久)が取り上げようとして反対します。
「どう考えても、処分だろ!依頼主は全て処分してくれって言っているんだから、時間厳守!」「お前の目は洞穴かよ!」「それを言うなら、節穴だろう!」
二人が言い合いをしながら、日本のことわざが少し面白い名言に変えられてしまいましたね。依頼主は、故人に捨てられた息子だったので、遺品は全処分を求めていました。
そのため、どんなものでも処分すべきと思っていましたが、久米ゆずはにとっては、どう考えても、これは残すべき遺品に見えたのです。

孤独死は最初で最後のメッセージ(ドラマ『終幕のロンド 第1話』の名言)
矢作海斗は、新入社員が言葉遣いも悪く従おうともしないので、たまらず鳥飼樹(俳優:草彅剛)に相談しますが、意外な事を言われます。
「鳥飼さんも聞いてましたよ、依頼主から時間厳守で、それで組んでいるんで」「それじゃ、依頼主さんに時間を延長できるのか、伺ってみましょう」
矢作海斗は『お金を払うのは、故人じゃなく、依頼主なのに』と思いますが、鳥飼樹から「故人の孤独死は、息子さんへの最初で最後のメッセージではないでしょうか?」とさとされます。
今まで、思い出が少ない中で生き別れてしまったので、この孤独死こそ最初で最後のメッセージと言うのは、あながち間違いでもないでしょう。
大きな犠牲を守るためには小さな犠牲はつきものだ(ドラマ『終幕のロンド 第1話』の名言)
御厨利人(俳優:要潤)は、御厨ホールディングスで多くの自殺者が出ている事を知って、驚愕してしまいますが、父・剛太郎(俳優:村上弘明)から冷たい言葉をかけられます。
「大きな犠牲を守るためには、小さな犠牲はつきものだ」
その言葉を聞いて絶句してしまいますが、中国でも似たような意味で『大同小異』という言葉があります。
これは、大きな目標があっていれば、小さな違いがあっても団結しようとする時によく使われる名言です。
剛太郎は人の上に立つ経営者だったので、ここまで冷血な考えを持たなければいけないと思うようになったのでしょう。
涙はこういう時のためにある(ドラマ『終幕のロンド 第1話』の名言)
鳥飼樹は、妻を亡くしてしまい、あまりの悲しさに泣きたくなりますが、必死に涙をこらえていました。
ところが、遺品を整理する人から「涙は、こういう時のためにある」とさとされて、大粒の涙を流し続けます。
人は感情をグッとこらえていると、逆にモヤモヤとした感情が残ってしまうので、こういう時は思い切って泣いたほうが良いのかもしれませんね。
理不尽なクレームにも癒しを求めている事がある(ドラマ『終幕のロンド 第2話』の名言)
里菜(俳優:山下愛織)は、バレエのために海外留学しようとしていて、亡くなった父が海外留学できるための費用をためていたというのです。
そこで、遺品整理会社『Heaven’s messenger』に、父親の遺品から、海外留学のための700万円を見つけて欲しいと飲む事になりました。
Heaven’s messengerの社員たちは金額を聞いて「700万円?」と驚くと、里菜はギラリと睨んでしまい、黙り込んでしまいます。
必死に遺品を整理していっても、なかなか700万円が見つからず、里菜から「あんた達が盗んだじゃないの?」とクレームをつけられてしまいます。
久米ゆずはが辛くなってしまい、鳥飼樹に相談すると「理不尽なクレームにも癒しを求めている事があるんですよ」と教えられます。
クレームをつけられると、感情的になり頭にきてしまいますが、相手は困っていて助け欲しいと思っている事が多いので、その時、どのような対応ができるのか?そこが重要でしょう。

死んでから分かってなんて死ぬ者のエゴ(ドラマ『終幕のロンド 第2話』の名言)
鮎川こはる(俳優:風吹ジュン)は、娘には秘密を明かそうとしなくて「死んでから分かってなんて死ぬ者のエゴ」と言って、生前整理を進めてもらいます。
実際に、親が亡くなってから、子供たちが『親に、そんな秘密が?』と驚いてしまう事が、よくネットニュースにあがる事があります。
親が実は借金していたという事もあれば、意外な遺言を残していたりとするケースもあるので、鮎川こはるのように考え込んでしまう親がいても、不思議ではないですね。
他人のほうに話しやすい事もあります(ドラマ『終幕のロンド 第2話』の名言)
御厨真琴は、母親が自分には何も話そうとせず、他人の鳥飼樹に色々と話しをしているのが気に入らず、イライラしてしまいます。
それに対して、鳥飼樹は「他人のほうに話しやすい事もあります」とさとしてあげますが、なかなか理解してもらえません。
家族からしてみたら、イラついてしまうかもしれませんが、確かに家族より他人のほうが相談しやすい事もあります。
そういった事を考えたら、いかに家族というのは難しい間柄なのか?考えさせられますね。
人生は苦い修行だから(ドラマ『終幕のロンド 第3話』の名言)
矢作海斗はコーヒーを用意してあげたのに、久米ゆずはから「私は嗅覚が悪いんだよ、私にとってコーヒーは苦いだけなんだよ」と反発されてしまい、落ち込んでしまいます。
社長の磯部豊春(俳優:中村雅俊)は「人生は苦い修行だから」と励ましてあげますが、確かに人生は修行の連続であり、甘いことより苦いことのほうが多いです。
若いうちに、苦い経験をしておかなければ、あとで、ずっと苦い経験をしてしまうので、甘い経験をしたければ、苦い経験もしておく事も重要ですね。

世間より娘の目のほうがよっぽど怖い(ドラマ『終幕のロンド 第3話』の名言)
鮎川こはる(俳優:風吹ジュン)は、娘とずっと仲が良くて、公園に娘がいた時は、後ろからゆっくりと近づいて驚かせる事が何よりも好きでした。
ところが、娘が成長していくと「不倫って、なぁに?」と聞かれた時に「子供は知らなくて良いの」と言ってしまってから、少し関係がギクシャクしてきました。
鮎川こはるは「世間より娘の目のほうがよっぽど怖い」とぼやいてしまいましたが、家族は他人よりも自分のことをよく知っているので、そういった事を考えたら世間より怖く感じるのでしょう。
死ぬ時ぐらいは誰にも干渉されたくない(ドラマ『終幕のロンド 第3話』の名言)
鮎川こはるは、御厨真琴から「娘さんには、教えてあげては?」と提案されても「死ぬ時ぐらいは誰にも干渉されたくない」と突っぱねてしまいます。
今まで、娘から八つ当たりされた事もあって、育児と仕事を頑張ってきた事もあって、死ぬ時ぐらいは自分の好きなようにさせてと思ったのでしょう。
今まで、色々と頑張ってきた方の中には『老後ぐらいは』と思ったり『死ぬ時ぐらいは』と思ったりするものですから、この名言に同意したくなる視聴者はきっと多かった事でしょう。
あなたの沈黙が自殺者を増やす事に加担(ドラマ『終幕のロンド 第3話』の名言)
磯部豊春は、自分の息子がマスコミによって利用された事について、今でもハラワタが煮えたぎる思いがありました。
そのような事があったので、フリーライターの波多野祐輔(俳優:古川雄大)から、パワハラについて聞かれた時に「また、うちの息子を利用する気か」と激怒します。
しかし、波多野祐輔は「あなたの沈黙が自殺者を増やす事に加担する事になるんですよ」と苦言をていされます。
日本では、多くの企業でパワハラが起きて、学校でいじめがあるので、周りの沈黙が続いている限り、自殺者が増えているのは事実ですね。
世の中は正論で出来ていないんです(ドラマ『終幕のロンド 第3話』の名言)
鳥飼樹は、息子が意地悪をされて、好きな先生が茶化された事について、頭にきてクラスメートと喧嘩になり、怪我をさせてしまいました。
そんな息子に対して、相手に謝らせようとするので、御厨真琴から「世の中は正論で出来ていないんです」と指摘されてしまいました。
実際に、この世は理不尽な事が多くあり、ウクライナがいきなりロシアに攻め込まれてしまい、国連は無力であり、戦争をいまだに止める事ができていません。
賃貸のマンションまたはアパートに住んでいると、何も悪くないのに追い出されることもあるので、正論で出来ていない世の中に、どこまで対処できるのか?あらかじめ準備する事が重要ですね。
あの人はガンより体に悪いわね(ドラマ『終幕のロンド 第4話』の名言)
鮎川こはる(俳優:風吹ジュン)は、不治の病にかかってしまい、病院に入院する事になると、御厨富美子(俳優:小柳ルミ子)が見舞いにやってきました。
しかし、御厨富美子は、ずっと入院していれば大丈夫と言わんばかりのことを言ってしまうので、御厨富美子たちが立ち去ったあとに「あの人はガンより体に悪いわね」とつぶやきます。
これは、最大限の嫌味となる名言であり、ガンになってしまった資産家が、遺産目当てに看病にやってくる家族たちにも、同じ思いを抱いているのかもしれません。

ご遺族の地雷ワード(ドラマ『終幕のロンド 第4話』の名言)
遺品整理会社『Heaven’s messenger』の社員たちが、故人となった稲葉大輔(俳優:川合諒)が住んでいた部屋に入り、遺品の整理をしようとします。
故人の父親・稲葉博貴(俳優:六平直政)から、本の価値を尋ねられると、高橋碧(俳優:小澤竜心)は「実物の本は、ほとんど価値がありません」と言ってしまいます。
この言葉を聞いて、カチンと来てしまい、稲葉博貴から「この本に価値がないだと!」と怒り狂ってしまい、矢作海斗が「すいません、今の若い子は電子書籍を読むので」と仲裁していあげます。
あとになって、矢作海斗たちは、会社で「ご遺族の地雷ワードで、怒ってしまい、仕事になりません」と愚痴をこぼしてしまうのです。
生きるだけで親孝行(ドラマ『終幕のロンド 第4話』の名言)
稲葉博貴は『Heaven’s messenger』に、電話で「もう少しマトモな社員をよこせ」とクレームをつけてしまって、鳥飼樹も行く事になりました。
他の社員たちとは違って、表面上で謝るだけではなく、心の底から、遺族は誰かに怒りをぶつけたがっているほど、精神的に参っていると考えて、低姿勢で応えていきます。
だんだんと、稲葉博貴も落ち着いてきて、今まで怒ったことを謝罪して「生きるだけで親孝行」と言って、親のためにも長生きするようにと言ってあげました。
親にとっては、子供が先に亡くなることが凄く悲しい出来事なので、この名言は多くの親御さんがうなずく言葉だったでしょう。
心なんて、自分が思っているより、簡単に壊れる(ドラマ『終幕のロンド 第5話』の名言)
久米ゆずは(八木莉可子)は、母親から、再び金の催促をされてしまい「お金はないよ」と言うと「だったら、パパ活でウリをすれば?」と、とんでもない話をされてしまいます。
母親の言われるがまま、パパ活をしようとしたら、矢作海斗(俳優:塩野瑛久)から腕を引っ張られて、パパ活で待ち合わせをする場所から遠く離れた所まで、連れて行かれます。
「お前、ママのためなら、なんでもするのかよ?心なんて、自分が思っているより、簡単に壊れるんだぞ」
矢作海斗から、そう言われても、パパ活を辞めようとしなかったのですが、自分のために涙まで見せてくれた姿を見て、ようやくパパ活を辞める決心をしたのです。
あとになって、矢作海斗に「ママが鼻血を出して、もう、二度と来るもんかって言っていた」と教えてあげると「良かった」と、また泣かれてしまいました。
「また泣くのかよ」と言いますが、久米ゆずはは、思わず笑顔になってしまいます。

喧嘩も含めて親子の大事な時間(ドラマ『終幕のロンド 第5話』の名言)
鮎川こはるは、過去の話をして娘をからかってしまいますが、愛する男性と会ってみるように促されると、いきなり不機嫌になって怒り出しました。
御厨真琴は「はいはい、そうですか」と呆れ果てて、母の家から出て行きますが、鳥飼樹に「ダメですね、母との残された貴重な時間を」とつぶやいてしまいます。
しかし、鳥飼樹は「喧嘩も含めて親子の大事な時間です」と言われて、たとえ言い合いになっても、それも貴重な時間の使い方のはずとされされました。





