ドラマ『相棒24 第9話』では、カフカの娘が、父親の声をよく覚えていたのは、未来の長さと関係している可能性が高いです。
なぜ、未来の長さと、父親の声を覚えていることが関係しているのか?その理由について詳しく紹介しましょう。
ドラマ『相棒24』のキャスト
ドラマ『相棒24』の登場人物や俳優たちは、以下の通りです。
特命係
- 杉下右京(俳優:水谷豊)特命係で多くの相棒と捜査してきた刑事
- 亀山薫(俳優:寺脇康文)杉下右京の初代と五代目の相棒
警視庁
- 衣笠藤治(俳優:杉本哲太)警視監
- 内村完爾(俳優:片桐竜次)再び性格が悪くなった警視長
- 中園照生(俳優:小野了)内村完爾に従い続ける警視正
- 大河内春樹(俳優:神保悟志)ラムネが大好きな警視正
- 米沢守(俳優:六角精児)杉下右京に協力的だった巡査部長
- 伊丹憲一(俳優:川原和久)亀山薫と犬猿の仲である巡査部長
- 芹沢慶二(俳優:山中崇史)特命係に、たびたび貴重な情報を教える巡査部長
- 出雲麗音(俳優:篠原ゆき子)伊丹憲一や芹沢慶二たちと行動する巡査部長
- 土師太(俳優:松嶋亮太)サイバーセキュリティ本部で働く人物
- 角田六郎(俳優:山西惇)薬物銃器対策課の課長で、特命係の部屋によく来る人物
- 大木長十郎(俳優:志水正義)薬物銃器対策課の巡査部長
- 小松真琴(俳優:久保田龍吉)薬物銃器対策課の巡査部長
- 陣川公平(俳優:原田龍二)美女によく一目ぼれする警部補
- 益子桑栄(俳優:田中隆三)鑑識課の巡査部長
警察庁
- 甲斐峯秋(俳優:石坂浩二)警視監
- 神戸尊(俳優:及川光博)警視で、杉本右京の二代目の相棒
- 小野田公顕(俳優:岸辺一徳)殉職してしまった警視監
周辺の人物たち
- 亀山美和子(俳優:鈴木砂羽)亀山薫の妻
- 月本幸子(俳優:鈴木杏樹)花の里の元女将
- 小出茉梨(俳優:森口瑤子)こてまりの女将
- 甲斐享(俳優:成宮寛貴)杉下右京の二代目の相棒で、懲戒免職されてしまった人物
- 冠城亘(俳優:反町隆史)杉下右京の三代目の相棒であり、公安調査庁へ転職
- 臥龍岡詩子(俳優:余貴美子)検事総長
- 風間楓子(俳優:芦名星)週刊フォトスの記者
- 片山雛子(俳優:木村佳乃)衆議院議員
- 三浦信輔(俳優:大谷亮介)警視庁を依願退職した元警部補
- 瀬戸内米蔵(俳優:津川雅彦)元法務大臣
- 日下部彌彦(俳優:榎木孝明)現在の法務大臣
- 鑓鞍兵衛(俳優:柄本明)国家公安委員長にして、国務大臣
- 社美彌子(俳優:仲間由紀恵)内閣情報官
- 青木年男(俳優:浅利陽介)内閣情報調査室で働く男性
- 老人(俳優:小須田康人)優しいおじいさんと評判だった老人
- 店主の女性(俳優:宮本真希)何かを知っていそうな店主
ドラマ『相棒24 第9話』のストーリー
ある街角で老人の男性が亡くなっていましたが、その近くには3000万円の現金が入った紙袋が落ちていました。
当初は事件性があると思われて、捜査一課が詳しく調べていきますが、何も事件性らしきものは見つからず、捜査は途中で終了しました。
杉下右京や亀山薫は、街中で老人の似顔絵を見せて「この方を知りませんか?」と聞いていくと「この人、カフカさんじゃない?」と言われます。
「カフカさん?」「えぇ、私たちは、そう読んでいました。以前は、私の娘が大事にしていたものをなくしたら、カフカさんがいつまでも探してくれてね」
ある店に入り、店主に聞こうとしたら「もう店を閉じるんです」と言われてしまい、杉下右京は「こんなに立派なお店なのに?」と声をあげてしまいます。
亀山薫は「心の優しい老人のようですね。どうやら、自分たちの見込み違いだったんですかね?」とつぶやきますが、警察の調べで意外な情報が判明しました。
それは、バブルで大儲けしていた男で、一度は警察から違法なやりかたで儲けていた疑いで、調べていた事が判明したのです。
カフカは、バブルがはじけたことにより、反社の組織から預かっていた金も返せなくなり、姿をくらます事になりました。
しかし、妻は娘を連れて逃げ回っても、反社の組織につけねらわれて、ついに自殺してしまったのです。
捜査一課の協力により、カフカが働いていた会社をつきとめる事ができましたが、はたして、死んだ原因を突き止められるのでしょうか?
カフカの娘が父親の声を覚えていたのはポジティビティー・エフェクトが関係
カフカの娘が父親の声を覚えていたのは、自分の人生なんて、ろくなものではないし、この先の人生も終わったようなものだと思ったからでしょう。
実は、高齢者は『自分の老い先は短い』と考えて、できるだけネガティブな情報を排除して、ポジティブな情報だけを覚えようとする傾向があり、これを『ポジティビティー・エフェクト』と呼びます。
カフカの娘は、少女時代の時は、すごく幸せな期間だった事から、父親の声を覚えていたのかもしれませんが、それがずっと覚えていられたのは、自分の未来に絶望していたからでしょう。
それで、高齢者と同じように『ポジティビティー・エフェクト』を引き起こして、いつまでも父親の声を覚えていた可能性がありますね。
ドラマ『相棒24 第9話』の感想
カフカはバブルで大儲けしていましたが、バブルが弾けたことによって、一気に人生が暗転してしまいました。
当時は、自分が中学生ぐらいの頃でしたが、大人たちが『バブルが弾けた』と大騒ぎしてしまって、それをニュースで見ていても『何がそんなに大変なのだろうか?』と思ったものです。
日本はバブルが弾けてから、失われた30年に突入して、ずっとデフレでしたが、今度はインフレに見舞われています。
その代わり、隣の中国では日本より深刻な経済状況に陥りそうになっていて、歴史は繰り返しますね。

