
朝ドラ『ばけばけ 第58回』では、鳥取のふとんの怪談で、ふとんが喋ってしまう話が紹介されましたが、なぜ、布団がしゃべるようになったのか?気になった方は多いでしょう。
そこで、なぜ、鳥取のふとんが「さぞ寒かろう」と喋るようになったのか?その経緯について詳しく紹介しましょう。
朝ドラ『ばけばけ』のキャスト
朝ドラ『ばけばけ』の登場人物や俳優たちについて、紹介しています。
主要人物
- 松野トキ(女優:髙石あかり)小泉セツがモデルになっている人物
- 松野トキ-幼少期(女優:福地美晴)時代の荒波にもまれていく少女
- レフカダ・ヘブン(俳優:トミー・バストウ)松野トキの夫
松野トキの家族
- 松野司之介(俳優:岡部たかし)松野トキの父親
- 松野フミ(女優:池脇千鶴)松野トキの母親
- 松野勘右衛門(俳優:小日向文世)松野トキの祖父
松野トキの親戚(雨清水家)
- 雨清水傳(俳優:堤真一)松江藩の上級武士
- 雨清水タエ(女優:北川景子)礼儀作法や茶道などの教養を指導する女性
- 雨清水氏松(俳優:安田啓人)雨清水の長男で、出奔してしまう男性
- 雨清水三之丞(俳優:板垣李光人)雨清水家の三男
松江で出会う人々
- 山根銀二郎(俳優:寛一郎)松野トキのお見合い相手になる人物
- 野津サワ(女優:円井わん)松野トキの親友
- 野津サワ-幼少期(女優:小山愛珠)野津サワが幼い時の少女
- なみ(女優:さとうほなみ)現実を直視する遊女
- 江藤(俳優:佐野史郎)島根県知事
- 江藤リヨ(女優:北香那)江藤島根県知事の娘
- チヨ(女優:倉沢杏菜)織物工場の女工仲間
- せん(女優:安達木乃)織物工場の女工仲間
- 森山善太郎(俳優:岩谷健司)借金取り親子の父
- 森山銭太郎(俳優:前原瑞樹)借金取り親子の息子
- 花田平太(俳優:生瀬勝久)花田旅館の主人
- 花田ツル(女優:池谷のぶえ)花田旅館の女将
- ウメ(女優:野内ま)花田旅館の女中
- 梶谷吾郎(俳優:岩崎う大)記者
- 上野タツ(女優:朝加真由美)勘右衛門の話し相手
- 中村守道(俳優:酒井大成)松江藩の元武家の青年
- 山橋才路(俳優:柄本時生)山橋薬舗の店主
松江中学の生徒たち
- 錦織丈(俳優:杉田雷麟)錦織友一の弟
- 正木清一(俳優:日高由起刀)ヘブンの教え子
- 小谷春夫(俳優:下川恭平)ヘブンの教え子
その他の人物や声優たち
- 錦織友一(俳優:吉沢亮)松江随一の秀才
- イライザ・ベルズランド(俳優:シャーロット・ケイト・フォックス)
- 蛇の声(声優:渡辺江里子)松野トキを見守る蛇
- 蛙の声(声優:木村美穂)松野トキを見守る蛙
- 中村守道(俳優:酒井大成)松野トキのお見合い相手
- 山根銀二郎(俳優:寛一郎)松野トキの二度目のお見合い相手
- 平井(俳優:足立智充)織物工場の従業員
- せん(女優:安達木乃)女工
- 根岸(俳優:北野秀気)東京で銀次郎と一緒に住む男性
- 若宮(俳優:田中亨)東京で銀次郎と一緒に住む男性
- 庄田多吉(俳優:濱正悟)自分を半盤石と自称する若者
- 花田平太(俳優:生瀬勝久)花田旅館の主人
- ツル(俳優:池谷のぶえ)花田平太の妻
- ウメ(俳優:野内まる)花田旅館の女中
- 江藤安宗(俳優:佐野史郎)島根県知事
- 江藤リヨ(俳優:北香那)知事の娘
- 梶谷吾郎(俳優:岩崎う大)新聞社「松江新報」の記者
- 山橋才路(俳優:柄本時生)山橋薬舗の店主
- 大雄寺の住職(俳優:伊武雅刀)レフカダ・ヘブンをお祓いしてあげる住職
朝ドラ『ばけばけ 第58回』のあらすじ
松野トキは、暗い部屋で、鳥取のふとんの怪談を話し始めて「日本語で分かりましたか?」と聞くと「わからない」と言われてしまい、少し落胆してしまいます。
しかし、レフカダ・ヘブンは全てが分からない訳ではなくて「もういっぺん」と頼むので、トキは「もちろんです」と喜んで話そうとします。
「怪談は、日本人でも、もう古いと言って、気味悪がられることが多くて、だから嬉しくて」「なるほど、わたし、好きです」
「鳥取の布団屋に入ると、ある所から、さぞ寒かろうという声が聞こえてきました。この部屋にあるのは、布団があるだけ。家賃を払え、そうでなければ取り上げるぞ」
「そう言うと、兄弟は追い出された。宿主は可哀想にと思い、お経を唱えてあげると、布団は喋らなくなったそうです」
再び、怪談が終わり、ろうそくの火を消すと、レフカダ・ヘブンが「ありがとう」と言うので、トキは「分かりました?」と聞いてみます。
「半分……悲しい、でも布団、兄弟、宿主、とても良かった」「そうですね」「もういっぺん」「もういっぺん」
トキは、夜遅く、レフカダ・ヘブンの家から帰っていきますが、とても上機嫌な表情になり「くぅぅ」と喜びが爆発しているのを必死にたえていました。
なみから「おトキちゃん、何をしちょったの?こんな遅い時間に」と聞かれるので「怪談を、布団」と教えてあげます。
トキは家に帰っても上機嫌だったので、家族から「やけに上機嫌だのぅ。昨日は遅かったし、何があったんじゃ?」と聞かれるので、怪談の話しをしてあげます。
家族は「信じよう」と言ってくれましたが、今後も、怪談を通じて、レフカダ・ヘブンと仲良くなれるのでしょうか?
鳥取のふとんが喋るようになった経緯を紹介
鳥取のふとんが喋るようになった経緯は、ある貧乏な家の話が大きく関係しています。
鳥取の町はずれに、ある小さな貸屋の家主から古道具屋が購入した物があって、その貸屋には、貧しい夫婦と2人の小さな兄弟が住んでいました。
しかし、両親は早くにも亡くなってしまい、残った兄弟は家財を売っていき、なんとか生活していました。
ついに、薄いふとんだけが残った状況で、大寒のさむい日に、兄弟は「あにさん寒かろう」「おまえこそ寒かろう」と励まし合います。
ところが、冷酷非情な家主がやってきて「金が払えないなら」と言って、そのふとんさえも取り上げて、兄弟を家から追い出してしまったのです。
兄弟は、家の軒先に入って2人で抱き合いながら眠ってしまうと、神様が2人の体に新しい真っ白なふとんをかけてあげました。
これで、寒いことも怖いことも感じなくなり、しばらくすると、2人の亡骸が見つかって、千手観音堂の墓地に葬られました。
それからというもの、その布団からは、兄弟のはげましあう声が聞こえるようになり、この宿に泊まる客たちは、次々にふとんから奇妙な声を聞くようになったのです。
朝ドラ『ばけばけ 第58回』の感想
松野トキは、怪談が好きなのに、当時の日本人の多くは古くて気味悪がられてしまうので、誰かに怪談を話せることができて、嬉しくて仕方なかったのでしょう。
しかも、気になっているレフカダ・ヘブンに話せたことができて、嬉しくて仕方なかったのでしょう。
鳥取のふとんは、始めて聞きましたが、なにやらゲゲゲの鬼太郎っぽい話でした。次は、どんな怪談が聞けるのか?楽しみですね。

