大河ドラマ『べらぼう 第31回』では、徳川家治が大崎によって毒殺されてしまった可能性が高かったのですが、なぜ毒殺する必要があったのか?頭を悩ませた方もいるかもしれません。
そこで、大崎が徳川家治を毒殺したかった理由について、詳しく紹介するので参考にしてみて下さい。
大河ドラマ『べらぼう』のキャスト
大河ドラマ『べらぼう』のキャストについて、詳しく紹介しています。
市中の人々
- 蔦屋重三郎(俳優:横浜流星)地本問屋『耕書堂』の主人
- てい(俳優:橋本愛)蔦屋重三郎の妻
- 喜多川歌麿(俳優:染谷将太)蔦屋重三郎を兄のように慕う浮世絵師
- つよ(俳優:高岡早紀)蔦屋重三郎の母
- みの吉(俳優:中川翼)日本橋進出後の耕書堂の手代
- たか(俳優:島本須美)耕書堂の女中
- 須原屋市兵衛(俳優:里見浩太朗)書物問屋『須原屋』の主人で、蔦屋重三郎と親交が深い
- 鶴屋喜右衛門(俳優:風間俊介)日本橋通油町の地本問屋『鶴屋』の主人
- 西村屋与八(俳優:西村まさ彦)地本問屋『西村屋』の主人
- 岩戸屋源八(俳優:中井和哉)地本問屋
- 村田屋治郎兵衛(俳優:松田洋治)日本橋通油町の地本問屋
- 奥村屋源六(俳優:関智一)日本橋の地本問屋
- 松村屋弥兵衛(俳優:松田洋治)日本橋通油町の地本問屋
- 鱗形屋孫兵衛(俳優:片岡愛之助)鱗形屋の主人
将軍家・御三家・御三卿・大奥
- 徳川家治(俳優:眞島秀和)江戸幕府第10代将軍
- 徳川家基(俳優:奥智哉)家治の嫡男で、西の丸さまと呼ばれる人物
- 徳川家斉(俳優:長尾翼)江戸幕府第11代将軍
- 知保の方(俳優:高梨臨)家治の側室で、気性が荒い性格
- 高岳(俳優:冨永愛)大奥で権勢を振るう人物
- 大崎(俳優:映美くらら)豊千代の乳母
- 徳川家斉(俳優:長尾翼)徳川家治の後継者
- 徳川治貞(俳優:高橋英樹)御三家・紀州藩の藩主であり、名君として名高い
- 一橋治済(俳優:生田斗真)御三卿・一橋家の当主であり、野心家
- 清水重好(俳優:落合モトキ)御三卿・清水家の当主
- 田安治察(俳優:入江甚儀)御三卿・田安家の当主で、賢丸の兄
- 宝蓮院(俳優:花總まり)田安徳川家初代当主・宗武の正室
幕臣や諸大名たち
- 田沼意次(俳優:渡辺謙)幕府の財政難に立ち向かう老中
- 田沼意知(俳優:宮沢氷魚)田沼意次の嫡男であり、非業の死を遂げる人物
- 田沼意致(俳優:宮尾俊太郎)田沼意次の甥
- 松平武元(俳優:石坂浩二)長くて白い眉毛が特徴的な老中
- 三浦庄司(俳優:原田泰造)田沼家用人
- 長谷川平蔵宣以(俳優:中村隼人)のちに鬼平と呼ばれる人物
- 松本秀持(俳優:吉沢悠)勘定吟味役
- 土山宗次郎(俳優:栁俊太郎)田沼派の官僚
- 松平康福(俳優:相島一之)江戸幕府の老中
- 水野忠友(俳優:小松和重)江戸幕府の老中
- 佐野政言(俳優:矢本悠馬)騙されて凶行に走る旗本
- 島津重豪(俳優:田中幸太朗)九州の薩摩藩の藩主
- 松前道廣(俳優:えなりかずき)蝦夷の松前藩の藩主であり、冷酷非情な性格
- 松前廣年(俳優:ひょうろく)松前藩の江戸家老
- 松平定信(俳優:井上祐貴)寛政の改革を行う人物で、田沼意次を強く憎む
- 土山宗次郎(俳優:柳俊太郎)誰袖に入れ込む幕臣
- 島津重豪(俳優:田中幸太朗)娘・茂姫を一橋家へ送ろうとする大名
吉原の人々
- 瀬川(女優:小芝風花)蔦屋重三郎と親しい花魁
- 九郎助稲荷(女優:綾瀬はるか)江戸の語り手
- 次郎兵衛(俳優:中村蒼)蔦屋重三郎の兄
- 鱗形屋孫兵衛(俳優:片岡愛之助)地本問屋『鱗形屋』の主人
- 誰袖(俳優:福原遥)大文字屋の花魁
- りつ(俳優:安達祐実)芸者の見番『大黒屋』の女将
- とく(俳優:丸山礼)次郎兵衛の妻
- ふじ(俳優:飯島直子)駿河屋の女将で、蔦屋重三郎の養母
- 駿河屋市右衛門(俳優:高橋克実)引手茶屋『駿河屋』の主人であり、蔦屋重三郎の養父
- 扇屋宇右衛門(俳優:山路和弘)女郎屋『扇屋』の主人
- きく(俳優:かたせ梨乃)浄念河岸の女郎屋『二文字屋』の女将
- 留四郎(俳優:水沢林太郎)蔦屋の奉公人
- 若木屋与八(俳優:本宮泰風)女郎屋『若木屋』の主人
- 半次郎(俳優:六平直政)そば屋『つるべ蕎麦』の店主
- 松の井(俳優:久保田紗友)気性が荒い花魁でも、うつせみを応援してあげた人物
- いね(俳優:水野美紀)松葉屋の女将
- 志げ(俳優:山村紅葉)大文字屋で働きながら、誰袖を心配する人物
- 松葉屋半左衛門(俳優:正名僕蔵)松葉屋の主人
- 丁子屋長十郎(俳優:島英臣)女郎屋『丁子屋』の主人
- 大文字屋市兵衛(伊藤淳史)女郎屋『大文字屋』の二代目で、父とは違い温厚な性格
絵師・戯作者・狂歌師
- 大田南畝(俳優:桐谷健太)寝ぼけ先生と言われた御家人であり、狂歌師
- 恋川春町(俳優:岡山天音)小島松平家の内用人
- 朋誠堂喜三二(俳優:尾美としのり)佐竹家江戸留守居役であり、人気の高い戯作者
- 北尾重政(俳優:橋本淳)板本の挿絵を手掛ける人気絵師
- 北尾政演(俳優:古川雄大)重政の弟子であり、絵師
- 北尾政美(俳優:高島豪志)重政の弟子であり、耕書堂の仕事を請け負う絵師
- 鳥山石燕(俳優:片岡鶴太郎)喜多川歌麿に強い影響を与える絵師
- 勝川春章(俳優:前野朋哉)役者絵で、人気の高い絵師
- 朱楽菅江(俳優:浜中文一)狂歌師
- 元木網(俳優:ジェームス小野田)湯屋の主人であり、狂歌師
- 智恵内子(俳優:水樹奈々)女流狂歌師
- 宿屋飯盛(俳優:又吉直樹)狂歌師
- 唐来三和(俳優:山口森広)戯作者
- 志水燕十(俳優:加藤虎ノ介)御家人であり、戯作者
- 芝全交(俳優:亀田佳明)戯作者
- 平賀源内(俳優:安田顕)江戸時代で有名な蘭学者
- 富本豊前太夫(俳優:寛一郎)馬面太夫と呼ばれる人物
- 市川門之助(俳優:濱尾ノリタカ)歌舞伎役者
- 恋川春町(俳優:岡山天音)狂歌師として酒上不埒と名乗る人物
- 平沢常富(俳優:尾美としのり)蔦屋重三郎の本に注目する人物
蔦屋重三郎と関わる人物たち
- うつせみ-おふく(俳優:小野花梨)小田新之助に恋する花魁
- 小田新之助(俳優:井之脇海)うつせみの夫
- 平秩東作(俳優:木村了)内藤新宿で商いを行う人物
- 長七(俳優:甲斐翔真)短期で喧嘩っぱやい所がある性格
- 鳥山検校(俳優:市原隼人)幕府から保護される盲人
- 弥七(俳優:片桐仁)エレキテルの製作を手伝っていた職人
大河ドラマ『べらぼう 第31回』のストーリー
大雨により利根川が決壊してしまい、田沼意次はすぐに将軍・徳川家治に報告して、お救い小屋を建てて、民を救済しようとします。
歌麿は心配になって、耕書堂へ来てくれますが、それほど大きな被害は出ていなかったことに安堵します。
蔦屋重三郎は、小田新之助や、おふくたちのもとを訪ねて、赤ん坊の服やお米を渡してあげると「かたじけない」とお礼を言われました。
幕府も民を救済しようとしますが、だいぶ金を出し切ってしまい、これ以上は救えずに、多くの民が困って、何とか助けてもらおうと思い、行列ができてしまいました。
そんな時に、田沼意次たちが考えた『貸金会所指令』が出されてしまい、多くの民が金をしぼりつくされるものと勘違いして、不平不満がたまっていきます。
蔦屋重三郎は、小田新之助に「金を出すことにはなっても、あとになって多く返ってくる仕組みであり、家主が金を出すものであり、しんさんたちは金を出さなくて良いんです」と教えてあげます。
小田新之助は「そうなのか?」と驚きますが、おふくは「相変わらず、蔦屋は田沼びいきだねぇ、家主から金を多く出させたら、家賃を高くさせられる」と言われてしまいました。
おふくにとっては、世間はそういうものだと思っていましたが、自分は蔦屋からお米を貰って、赤ちゃんに栄養を与えられる思って、他人の赤ん坊にまで胸を貸してあげていました。
江戸城では、徳川家治が、知保の方や大崎から醍醐のお菓子を貰いますが、そのお菓子を食べてから、具合が悪くなっていったのです。
そのお菓子を作れるようになったのは、一橋治済のお陰ということもあり、田沼意次は「あの男が将軍の命を奪おうとしているのではないか?」と疑ってしまいます。
徳川家治は重病の中、一橋治済の胸ぐらをつかみながら「天は見ておるぞぉ」と睨みながら、ついに逝去してしまいました。
江戸の下町では、おふくが人のために良かれと思ってしたことが仇となり、貧しい男が家に入り、勢いあまって、おふくを殺してしまったのです。
貧しい男の妻が『あの女だけ多くの赤ん坊に栄養を与えられるというのはお金がいっぱいあるのではないか?』と話してしまったのです。
大崎が徳川家治を毒殺したかった理由
大崎が徳川家治を毒殺したかった理由は、大崎が徳川家斉の乳母だったことが大きいです。
いつまでも、徳川家治が長生きしていたら、いつまで経っても、自分が育てた徳川家斉が将軍になれないと考えて、早く死んでくれと思っていた可能性があります。
史実では違っていた可能性がありますが、この大河ドラマでは、そのようにしてストーリーを進行させたいのでしょう。
かつて、徳川家光の乳母・春日局は処罰されるのを覚悟で、徳川家康に直訴してまで、家光を将軍にして欲しいと訴えた事もあります。
それだけ、乳母にとって、自分が育てた子供は、自分の血がつながっていなかったとは言え、大事な存在なのでしょう。
大河ドラマ『べらぼう 第31回』の感想
知保の方は将軍を本当に心の底から愛しているようでしたが、大崎の表情からして、一橋治済と手を組んでいる可能性があり得ますね。
利根川が決壊してしまい、民は困窮の極みなのに、何をしているのやらという感じがしました。
民のことを真剣に考えている武士も多くいましたが、一部の者が悪巧みしてしまったばかりで、国が傾くとは残念の極みですね。

