大河ドラマ『べらぼう 第48回』では、蔦屋重三郎が江戸わずらいによる『脚気』を起こしてしまい、周りから心配されてしまいます。
実は、あの徳川家康が生きていたら、江戸わずらいが起きていなかった可能性があるので、詳しく紹介しましょう。
大河ドラマ『べらぼう』のキャスト
大河ドラマ『べらぼう』のキャストについて、詳しく紹介しています。
市中の人々
- 蔦屋重三郎(俳優:横浜流星)地本問屋『耕書堂』の主人
- てい(俳優:橋本愛)蔦屋重三郎の妻
- 喜多川歌麿(俳優:染谷将太)蔦屋重三郎を兄のように慕う浮世絵師
- きよ(俳優:藤間爽子)喜多川歌麿に惚れられる女性
- つよ(俳優:高岡早紀)蔦屋重三郎の母
- みの吉(俳優:中川翼)日本橋進出後の耕書堂の手代
- たか(俳優:島本須美)耕書堂の女中
- 須原屋市兵衛(俳優:里見浩太朗)書物問屋『須原屋』の主人で、蔦屋重三郎と親交が深い
- 鶴屋喜右衛門(俳優:風間俊介)日本橋通油町の地本問屋『鶴屋』の主人
- 西村屋与八(俳優:西村まさ彦)地本問屋『西村屋』の主人
- 万次郎(俳優:中村莟玉)西村屋の二代目
- 岩戸屋源八(俳優:中井和哉)地本問屋
- 村田屋治郎兵衛(俳優:松田洋治)日本橋通油町の地本問屋
- 奥村屋源六(俳優:関智一)日本橋の地本問屋
- 松村屋弥兵衛(俳優:松田洋治)日本橋通油町の地本問屋
- 鱗形屋孫兵衛(俳優:片岡愛之助)鱗形屋の主人
将軍家・御三家・御三卿・大奥
- 徳川家治(俳優:眞島秀和)江戸幕府第10代将軍
- 徳川家基(俳優:奥智哉)家治の嫡男で、西の丸さまと呼ばれる人物
- 徳川家斉(俳優:長尾翼)江戸幕府第11代将軍
- 知保の方(俳優:高梨臨)家治の側室で、気性が荒い性格
- 高岳(俳優:冨永愛)大奥で権勢を振るう人物
- 大崎(俳優:映美くらら)豊千代の乳母
- 徳川家斉(俳優:長尾翼)徳川家治の後継者
- 徳川治貞(俳優:高橋英樹)御三家・紀州藩の藩主であり、名君として名高い
- 一橋治済(俳優:生田斗真)御三卿・一橋家の当主であり、野心家
- 清水重好(俳優:落合モトキ)御三卿・清水家の当主
- 田安治察(俳優:入江甚儀)御三卿・田安家の当主で、賢丸の兄
- 宝蓮院(俳優:花總まり)田安徳川家初代当主・宗武の正室
幕臣や諸大名たち
- 田沼意次(俳優:渡辺謙)幕府の財政難に立ち向かう老中
- 田沼意知(俳優:宮沢氷魚)田沼意次の嫡男であり、非業の死を遂げる人物
- 田沼意致(俳優:宮尾俊太郎)田沼意次の甥
- 松平武元(俳優:石坂浩二)長くて白い眉毛が特徴的な老中
- 三浦庄司(俳優:原田泰造)田沼家用人
- 長谷川平蔵宣以(俳優:中村隼人)のちに鬼平と呼ばれる人物
- 松本秀持(俳優:吉沢悠)勘定吟味役
- 土山宗次郎(俳優:栁俊太郎)田沼派の官僚
- 松平康福(俳優:相島一之)江戸幕府の老中
- 水野忠友(俳優:小松和重)江戸幕府の老中
- 佐野政言(俳優:矢本悠馬)騙されて凶行に走る旗本
- 島津重豪(俳優:田中幸太朗)九州の薩摩藩の藩主
- 松前道廣(俳優:えなりかずき)蝦夷の松前藩の藩主であり、冷酷非情な性格
- 松前廣年(俳優:ひょうろく)松前藩の江戸家老
- 松平定信(俳優:井上祐貴)寛政の改革を行う人物で、田沼意次を強く憎む
- 土山宗次郎(俳優:柳俊太郎)誰袖に入れ込む幕臣
- 島津重豪(俳優:田中幸太朗)娘・茂姫を一橋家へ送ろうとする大名
- 柴野栗山(俳優:嶋田久作)徳川家斉の教育係
吉原の人々
- 瀬川(女優:小芝風花)蔦屋重三郎と親しい花魁
- 九郎助稲荷(女優:綾瀬はるか)江戸の語り手
- 次郎兵衛(俳優:中村蒼)蔦屋重三郎の兄
- 鱗形屋孫兵衛(俳優:片岡愛之助)地本問屋『鱗形屋』の主人
- 誰袖(俳優:福原遥)大文字屋の花魁
- りつ(俳優:安達祐実)芸者の見番『大黒屋』の女将
- とく(俳優:丸山礼)次郎兵衛の妻
- ふじ(俳優:飯島直子)駿河屋の女将で、蔦屋重三郎の養母
- 駿河屋市右衛門(俳優:高橋克実)引手茶屋『駿河屋』の主人であり、蔦屋重三郎の養父
- 扇屋宇右衛門(俳優:山路和弘)女郎屋『扇屋』の主人
- きく(俳優:かたせ梨乃)浄念河岸の女郎屋『二文字屋』の女将
- 留四郎(俳優:水沢林太郎)蔦屋の奉公人
- 若木屋与八(俳優:本宮泰風)女郎屋『若木屋』の主人
- 半次郎(俳優:六平直政)そば屋『つるべ蕎麦』の店主
- 松の井-ちよ(俳優:久保田紗友)気性が荒い花魁でも、うつせみを応援してあげた人物
- いね(俳優:水野美紀)松葉屋の女将
- 志げ(俳優:山村紅葉)大文字屋で働きながら、誰袖を心配する人物
- 松葉屋半左衛門(俳優:正名僕蔵)松葉屋の主人
- 丁子屋長十郎(俳優:島英臣)女郎屋『丁子屋』の主人
- 大文字屋市兵衛(伊藤淳史)女郎屋『大文字屋』の二代目で、父とは違い温厚な性格
絵師・戯作者・狂歌師
- 大田南畝(俳優:桐谷健太)寝ぼけ先生と言われた御家人であり、狂歌師
- 恋川春町(俳優:岡山天音)小島松平家の内用人
- 朋誠堂喜三二(俳優:尾美としのり)佐竹家江戸留守居役であり、人気の高い戯作者
- 北尾重政(俳優:橋本淳)板本の挿絵を手掛ける人気絵師
- 北尾政演(俳優:古川雄大)重政の弟子であり、絵師
- 北尾政美(俳優:高島豪志)重政の弟子であり、耕書堂の仕事を請け負う絵師
- 鳥山石燕(俳優:片岡鶴太郎)喜多川歌麿に強い影響を与える絵師
- 勝川春章(俳優:前野朋哉)役者絵で、人気の高い絵師
- 朱楽菅江(俳優:浜中文一)狂歌師
- 元木網(俳優:ジェームス小野田)湯屋の主人であり、狂歌師
- 智恵内子(俳優:水樹奈々)女流狂歌師
- 宿屋飯盛(俳優:又吉直樹)狂歌師
- 唐来三和(俳優:山口森広)戯作者
- 志水燕十(俳優:加藤虎ノ介)御家人であり、戯作者
- 芝全交(俳優:亀田佳明)戯作者
- 平賀源内(俳優:安田顕)江戸時代で有名な蘭学者
- 富本豊前太夫(俳優:寛一郎)馬面太夫と呼ばれる人物
- 市川門之助(俳優:濱尾ノリタカ)歌舞伎役者
- 恋川春町(俳優:岡山天音)狂歌師として酒上不埒と名乗る人物
- 平沢常富(俳優:尾美としのり)蔦屋重三郎の本に注目する人物
- 勝川春朗(俳優:くっきー!)のちの葛飾北斎
- 重田貞一(俳優:井上芳雄)耕書堂に大きな凧を持ってくる人物
蔦屋重三郎と関わる人物たち
- うつせみ-おふく(俳優:小野花梨)小田新之助に恋する花魁
- 小田新之助(俳優:井之脇海)うつせみの夫
- 平秩東作(俳優:木村了)内藤新宿で商いを行う人物
- 長七(俳優:甲斐翔真)短期で喧嘩っぱやい所がある性格
- 鳥山検校(俳優:市原隼人)幕府から保護される盲人
- 弥七(俳優:片桐仁)エレキテルの製作を手伝っていた職人
- 釜屋伊兵衛(俳優:益子卓郎)栃木の豪商
- 大和田安兵衛(俳優:川西賢志郎)上方の地本問屋
- 菊園-菊(俳優:望海風斗)北尾政演の妻
- 滝沢瑣吉(俳優:津田健次郎)耕書堂の手代
- 斎藤十郎兵衛(俳優:生田斗真)阿波蜂須賀家お抱えの能役者
大河ドラマ『べらぼう 第48回』のストーリー
一橋治済は、隙を見て、逃げ出していき、刀を頭上に高く掲げて「今、戻るぞぉ」と叫ぶと、天から轟音が鳴り響き、雷が直撃してしまいます。
その頃、江戸城で、斎藤十郎兵衛が絵を書いて楽しんでいたら、そこに家臣があわてて「あの方が逃げてしまいましたが、その最中に雷が落ちて亡くなったそうです」と進言してきました。
斎藤十郎兵衛は「天罰か」とつぶやくと、蔦屋重三郎は「それじゃあ、替え玉はもう必要なくなったっていう事で?」と聞きますが「そうは言っても、帰る場所もないしなぁ」と答えます。
「ここでは、美味しいものが食べられるし、遊んでいられる」
そう言うと、蔦屋重三郎は、それ以上は何も言えなくなってしまいました。
城下町では、絵師たちが「一番、苦労したのは歌麿じゃねぇか、このままでいいのか?」と問いかけるので、蔦屋重三郎は「歌麿先生はどう思う?自分を売りに出したいか」と聞きます。
「うぅむ、自分のって言われてもなぁ、皆んなで写楽で良いじゃないか」
皆んなは『歌麿が、そう言うなら』と思って、納得します。
歌麿は、おていに「何か許されたような気分になってね、お姉さん」と言って、ようやく、おていを義理の姉と思って、受け入れられるようになりました。
吉原は、食えない女たちが安い金で、体を売ろうとして、女郎も町もやっていけない状況に落ちっていました。
そこで、蔦屋重三郎は忘八の旦那たちに「ここは、町の覚え書きを作ったら、どうですかね?」と町で商いをする場合のしきたりを作ることにします。
蔦屋重三郎は、立ち上がろうとしたら、足元がおぼつかなくなって、脚気になった事が判明します。
脚気になりながらも、最後まで本屋として奔走していき、後世まで、その名は長く語り継がれることになるのです。
徳川家康が生きていたら江戸わずらいは起きていなかった
なぜ、江戸わずらいが起きていたのかと言えば、玄米を食べなくなり、ビタミンが少ない白米ばかり食べるようになったからです。
しかも、おかずをあまり食べず、白米ばかり大量に食べていたので、その偏った食生活も大きな原因になって、足元がおぼつかない症状に悩まされるようになりました。
実は、この食生活の変化に注意した戦国大名がいて、それが徳川家康でした。
徳川家康は、自分の膳に出されたお米が白くなりすぎていて「民は食べ物に困っているのに、この米は白すぎて贅沢だ」と言って、玄米を出すように命じたのです。
よく、徳川家康はケチだとか言われていますが、そのもったない精神があったからこそ、結果的に体に良い食生活を送って、長生きできたのでしょう。
大河ドラマ『べらぼう 第48回』の感想
一橋治済が逃げ出してしまうので、江戸城までたどり着いて、ひと騒動、起きてしまうのか?と思いましたが、雷が直撃して亡くなってしまいましたね。
これは、今まで散々、悪逆非道の限りを尽くしていたので、天罰を受けるべきだという意味を込めて、こういった脚本になったのかもしれません。
蔦屋重三郎は、最後の最後まで、女郎たちが住みやすい町にしようと苦心していましたね。
最後は、蔦屋重三郎と歌麿がすっかり仲の良い感じになっていて、見ているだけで穏やかな気分になれました。

