大河ドラマ『べらぼう 第2回 嗚呼(ああ)御江戸』では、一橋治済が田安賢丸から無礼な事を言われても、なぜか笑っていました。
そこで、なぜ、一橋治済が田安賢丸を笑ったのか?詳しく紹介するので参考にしてみて下さい。
大河ドラマ『べらぼう』のキャスト
大河ドラマ『べらぼう』のキャストについて、詳しく紹介しています。
日本橋の人々
- 蔦屋重三郎(俳優:横浜流星)地本問屋『耕書堂』の主人
- 唐丸-喜多川歌麿(俳優:染谷将太)蔦屋重三郎を兄のように慕う浮世絵師
- つよ(俳優:高岡早紀)蔦屋重三郎の母
- みの吉(俳優:中川翼)日本橋進出後の耕書堂の手代
- たか(俳優:島本須美)耕書堂の女中
- 須原屋市兵衛(俳優:里見浩太朗)書物問屋『須原屋』の主人で、蔦屋重三郎と親交が深い
- 鶴屋喜右衛門(俳優:風間俊介)日本橋通油町の地本問屋『鶴屋』の主人
- 西村屋与八(俳優:西村まさ彦)地本問屋『西村屋』の主人
- 岩戸屋源八(俳優:中井和哉)地本問屋
- 村田屋治郎兵衛(俳優:松田洋治)日本橋通油町の地本問屋
- 奥村屋源六(俳優:関智一)日本橋の地本問屋
- 松村屋弥兵衛(俳優:松田洋治)日本橋通油町の地本問屋
将軍家・御三家・御三卿
- 徳川家治(俳優:眞島秀和)江戸幕府第10代将軍
- 知保の方(俳優:高梨臨)家治の側室で、気性が荒い性格
- 高岳(俳優:冨永愛)大奥で権勢を振るう人物
- 大崎(俳優:映美くらら)豊千代の乳母
- 徳川家斉(俳優:長尾翼)徳川家治の後継者
- 徳川治貞(俳優:高橋英樹)御三家・紀州藩の藩主であり、名君として名高い
- 一橋治済(俳優:生田斗真)御三卿・一橋家の当主であり、野心家
- 清水重好(俳優:落合モトキ)御三卿・清水家の当主
幕臣や諸大名たち
- 田沼意次(俳優:渡辺謙)幕府の財政難に立ち向かう老中
- 田沼意知(俳優:宮沢氷魚)田沼意次の嫡男であり、非業の死を遂げる人物
- 田沼意致(俳優:宮尾俊太郎)田沼意次の甥
- 三浦庄司(俳優:原田泰造)田沼家用人
- 長谷川平蔵宣以(俳優:中村隼人)のちに鬼平と呼ばれる人物
- 松本秀持(俳優:吉沢悠)勘定吟味役
- 土山宗次郎(俳優:栁俊太郎)田沼派の官僚
- 松平康福(俳優:相島一之)江戸幕府の老中
- 水野忠友(俳優:小松和重)江戸幕府の老中
- 佐野政言(俳優:矢本悠馬)騙されて凶行に走る旗本
- 島津重豪(俳優:田中幸太朗)九州の薩摩藩の藩主
- 松前道廣(俳優:えなりかずき)蝦夷の松前藩の藩主であり、冷酷非情な性格
- 松前廣年(俳優:ひょうろく)松前藩の江戸家老
- 田安賢丸(俳優:寺田心)のちに松平定信となる人物
吉原の人々
- 花の井(女優:小芝風花)蔦屋重三郎と親しい花魁
- 朝顔(女優:愛希れいか)心が優しすぎて、非業の死を遂げてしまう人物
- 九郎助稲荷(女優:綾瀬はるか)江戸の語り手
- 次郎兵衛(俳優:中村蒼)蔦屋重三郎の兄
- 誰袖(俳優:福原遥)大文字屋の花魁
- りつ(俳優:安達祐実)芸者の見番『大黒屋』の女将
- とく(俳優:丸山礼)次郎兵衛の妻
- ふじ(俳優:飯島直子)駿河屋の女将で、蔦屋重三郎の養母
- 駿河屋市右衛門(俳優:高橋克実)引手茶屋『駿河屋』の主人であり、蔦屋重三郎の養父
- 扇屋宇右衛門(俳優:山路和弘)女郎屋『扇屋』の主人
- きく(俳優:かたせ梨乃)浄念河岸の女郎屋『二文字屋』の女将
- 留四郎(俳優:水沢林太郎)蔦屋の奉公人
- 若木屋与八(俳優:本宮泰風)女郎屋『若木屋』の主人
- 半次郎(俳優:六平直政)そば屋『つるべ蕎麦』の店主
- 松の井(俳優:久保田紗友)気性が荒い花魁でも、うつせみを応援してあげた人物
- いね(俳優:水野美紀)松葉屋の女将
- 志げ(俳優:山村紅葉)大文字屋で働きながら、誰袖を心配する人物
- 松葉屋半左衛門(俳優:正名僕蔵)松葉屋の主人
- 丁子屋長十郎(俳優:島英臣)女郎屋『丁子屋』の主人
- 大文字屋市兵衛(伊藤淳史)女郎屋『大文字屋』の二代目で、父とは違い温厚な性格
絵師・戯作者・狂歌師
- 大田南畝(俳優:桐谷健太)御家人にして狂歌師
- 恋川春町(俳優:岡山天音)小島松平家の内用人
- 朋誠堂喜三二(俳優:尾美としのり)佐竹家江戸留守居役であり、人気の高い戯作者
- 北尾重政(俳優:橋本淳)板本の挿絵を手掛ける人気絵師
- 北尾政演(俳優:古川雄大)重政の弟子であり、絵師
- 北尾政美(俳優:高島豪志)重政の弟子であり、耕書堂の仕事を請け負う絵師
- 鳥山石燕(俳優:片岡鶴太郎)喜多川歌麿に強い影響を与える絵師
- 勝川春章(俳優:前野朋哉)役者絵で、人気の高い絵師
- 朱楽菅江(俳優:浜中文一)狂歌師
- 元木網(俳優:ジェームス小野田)湯屋の主人であり、狂歌師
- 智恵内子(俳優:水樹奈々)女流狂歌師
- 宿屋飯盛(俳優:又吉直樹)狂歌師
- 唐来三和(俳優:山口森広)戯作者
- 志水燕十(俳優:加藤虎ノ介)御家人であり、戯作者
- 芝全交(俳優:亀田佳明)戯作者
蔦屋重三郎と関わる人物たち
- ふく(俳優:小野花梨)うつせみという名前の元花魁で、今は足抜けして夫と幸せに暮らす人物
- 小田新之助(俳優:井之脇海)うつせみの夫
- 平秩東作(俳優:木村了)内藤新宿で商いを行う人物
- 長七(俳優:甲斐翔真)短期で喧嘩っぱやい所がある性格
大河ドラマ『べらぼう 第2回』のストーリー
「引け四つ木戸の閉まる頃、これがみな誰かのいい人ってな、摩訶不思議」
— 大河ドラマ「べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜」日曜夜8時 (@berabou_nhk) January 12, 2025
ドラマ本編を見るには
👉https://t.co/CeAiPAM7sE#大河べらぼう pic.twitter.com/SxpkcSMAX8
蔦屋重三郎は、吉原細見を作って、多くの客を呼び込もうと考えます。どうしようかと思っていたら、うつせみたちから、意外な事を教えられます。
そこで、人脈のある平賀源内に協力してもらおうと思って、探し続けていたら、ある男が「俺は平賀源内とはクソをしあうほど仲が良いぞぉ」と教えられます。
男は、吉原に連れて行ってくれたら、平賀源内に会わせてやるという話になり、一緒にいた小田新之助も行く事になりました。
「それで、吉原の良い所ってどこだ?」「女が綺麗です」「まぁ、悪くはないがね。じゃあ、連れてきてよ。俺の好みの子を。そうしたら、平賀源内を連れて来てやるよ。天女みたいな人を」
蔦屋重三郎は「分かりました」と行って席を外すと、うつせみは「あっちでは天女という訳にはいきやせんねぇ」と落ち込むと、小田新之助は「そのような事はござらぬ!」と叫びます。
うつせみは、その言葉に驚くと「すまぬ、驚かせたか?」と言われるので「いえ」と答えられました。
ところが、平賀源内と仲が良いと行った男こそ、平賀源内である事が分かり、蔦屋重三郎は驚いてしまうのです。
「あなたが平賀源内さまだったんですね?」と聞くと「悪かった、悪かったよぉ。あまりにも一生懸命だったので、からかいたかったんだよ」と打ち明けます。
「小田新之助にも良い思いをさせてやりたかったし。まぁ、小田新之助には良い女が見つかったみたいだし」
平賀源内は有名な男色家であり、蔦屋重三郎が女郎に代わって、花魁の格好をされそうになってしまう中、花の井が現れて「男を差し出したとあっては吉原の名折れ」と言い放ちます。
花の井が、幻の瀬川の代わりとなり、平賀源内の前で見事な踊りを見せてあげて、なんとか蔦屋重三郎に協力してくれる事になりました。
徳川の御三卿・一橋家で、後継が生まれて、その祝いを行われる事になりますが、一橋治済が「いかがであった?私の腕前は。いっそ、傀儡師(かいらいし)にでもなるか」と笑っていました。
田安賢丸から「恥を知れ!御身の血筋を何と御思いか?」と進言されますが、この時から、すでに新たな時代が動こうとしていたのです。
一橋治済が田安賢丸を笑った理由
一橋治済が田安賢丸から無礼な事を言われても、なぜか、密かに笑っていたのは、あまりにも青い事を言う者であり『これは、利用できる』と思ったのでしょう。
田安賢丸のように、武芸一本に生きるのは確かに武士の鏡かもしれません。しかし、一橋治済のような野心家にとっては、利用されやすいという側面もあります。
田安賢丸は松平定信になったあと、一橋治済から老中の首座にさせてあげる代わりに、領地を召し上げられてしまい、利用され続けてしまうのです。
大河ドラマ『べらぼう 第2回』の感想
うつせみが『自分では、希望を叶えられる女ではない』と落ち込んでしまう中で、小田新之助から「そのような事はござらぬ」と言われます。
いきなり、大声を出して驚かせてしまったと思ったかもしれませんが、きっと、うつせみにとっては嬉しい事を言われて、驚いたのでしょう。
うつせみにとって、運命の男との出会いであり、本来は喜ばしい出来事でしたが、あとの事を考えると、小田新之助と出会った事が、本当に幸せな事なのか?賛否別れる事かもしれません。
しかし、大河ドラマ『べらぼう』の中で、尊いラブロマンスという感じがして、微笑ましい感じがしますね。