大河ドラマ『べらぼう 第5回 蔦(つた)に唐丸因果の蔓(つる)』では、平賀源内の商いがうまくいかず、秩父鉱山で鉄が取れなくて、仲間が人質にされます。
実は、秩父鉱山では、鉄だけではなく、様々なものが取れていたので、詳しく紹介しましょう。
大河ドラマ『べらぼう』のキャスト
大河ドラマ『べらぼう』のキャストについて、詳しく紹介しています。
日本橋の人々
- 蔦屋重三郎(俳優:横浜流星)地本問屋『耕書堂』の主人
- てい(俳優:橋本愛)蔦屋重三郎の妻
- 喜多川歌麿(俳優:染谷将太)蔦屋重三郎を兄のように慕う浮世絵師
- つよ(俳優:高岡早紀)蔦屋重三郎の母
- みの吉(俳優:中川翼)日本橋進出後の耕書堂の手代
- たか(俳優:島本須美)耕書堂の女中
- 須原屋市兵衛(俳優:里見浩太朗)書物問屋『須原屋』の主人で、蔦屋重三郎と親交が深い
- 鶴屋喜右衛門(俳優:風間俊介)日本橋通油町の地本問屋『鶴屋』の主人
- 西村屋与八(俳優:西村まさ彦)地本問屋『西村屋』の主人
- 岩戸屋源八(俳優:中井和哉)地本問屋
- 村田屋治郎兵衛(俳優:松田洋治)日本橋通油町の地本問屋
- 奥村屋源六(俳優:関智一)日本橋の地本問屋
- 松村屋弥兵衛(俳優:松田洋治)日本橋通油町の地本問屋
将軍家・御三家・御三卿
- 徳川家治(俳優:眞島秀和)江戸幕府第10代将軍
- 知保の方(俳優:高梨臨)家治の側室で、気性が荒い性格
- 高岳(俳優:冨永愛)大奥で権勢を振るう人物
- 大崎(俳優:映美くらら)豊千代の乳母
- 徳川家斉(俳優:長尾翼)徳川家治の後継者
- 徳川治貞(俳優:高橋英樹)御三家・紀州藩の藩主であり、名君として名高い
- 一橋治済(俳優:生田斗真)御三卿・一橋家の当主であり、野心家
- 清水重好(俳優:落合モトキ)御三卿・清水家の当主
- 田安治察(俳優:入江甚儀)御三卿・田安家の当主で、賢丸の兄
幕臣や諸大名たち
- 田沼意次(俳優:渡辺謙)幕府の財政難に立ち向かう老中
- 田沼意知(俳優:宮沢氷魚)田沼意次の嫡男であり、非業の死を遂げる人物
- 田沼意致(俳優:宮尾俊太郎)田沼意次の甥
- 松平武元(俳優:石坂浩二)田安賢丸のために奔走する老中
- 三浦庄司(俳優:原田泰造)田沼家用人
- 長谷川平蔵宣以(俳優:中村隼人)のちに鬼平と呼ばれる人物
- 松本秀持(俳優:吉沢悠)勘定吟味役
- 土山宗次郎(俳優:栁俊太郎)田沼派の官僚
- 松平康福(俳優:相島一之)江戸幕府の老中
- 水野忠友(俳優:小松和重)江戸幕府の老中
- 佐野政言(俳優:矢本悠馬)騙されて凶行に走る旗本
- 島津重豪(俳優:田中幸太朗)九州の薩摩藩の藩主
- 松前道廣(俳優:えなりかずき)蝦夷の松前藩の藩主であり、冷酷非情な性格
- 松前廣年(俳優:ひょうろく)松前藩の江戸家老
- 松平定信(俳優:井上祐貴)寛政の改革を行う人物で、田沼意次を強く憎む
吉原の人々
- 花の井(女優:小芝風花)蔦屋重三郎と親しい花魁
- 九郎助稲荷(女優:綾瀬はるか)江戸の語り手
- 次郎兵衛(俳優:中村蒼)蔦屋重三郎の兄
- 鱗形屋孫兵衛(俳優:片岡愛之助)地本問屋『鱗形屋』の主人
- 誰袖(俳優:福原遥)大文字屋の花魁
- りつ(俳優:安達祐実)芸者の見番『大黒屋』の女将
- とく(俳優:丸山礼)次郎兵衛の妻
- ふじ(俳優:飯島直子)駿河屋の女将で、蔦屋重三郎の養母
- 駿河屋市右衛門(俳優:高橋克実)引手茶屋『駿河屋』の主人であり、蔦屋重三郎の養父
- 扇屋宇右衛門(俳優:山路和弘)女郎屋『扇屋』の主人
- きく(俳優:かたせ梨乃)浄念河岸の女郎屋『二文字屋』の女将
- 留四郎(俳優:水沢林太郎)蔦屋の奉公人
- 若木屋与八(俳優:本宮泰風)女郎屋『若木屋』の主人
- 半次郎(俳優:六平直政)そば屋『つるべ蕎麦』の店主
- 松の井(俳優:久保田紗友)気性が荒い花魁でも、うつせみを応援してあげた人物
- いね(俳優:水野美紀)松葉屋の女将
- 志げ(俳優:山村紅葉)大文字屋で働きながら、誰袖を心配する人物
- 松葉屋半左衛門(俳優:正名僕蔵)松葉屋の主人
- 丁子屋長十郎(俳優:島英臣)女郎屋『丁子屋』の主人
- 大文字屋市兵衛(伊藤淳史)女郎屋『大文字屋』の二代目で、父とは違い温厚な性格
絵師・戯作者・狂歌師
- 大田南畝(俳優:桐谷健太)御家人にして狂歌師
- 恋川春町(俳優:岡山天音)小島松平家の内用人
- 朋誠堂喜三二(俳優:尾美としのり)佐竹家江戸留守居役であり、人気の高い戯作者
- 北尾重政(俳優:橋本淳)板本の挿絵を手掛ける人気絵師
- 北尾政演(俳優:古川雄大)重政の弟子であり、絵師
- 北尾政美(俳優:高島豪志)重政の弟子であり、耕書堂の仕事を請け負う絵師
- 鳥山石燕(俳優:片岡鶴太郎)喜多川歌麿に強い影響を与える絵師
- 勝川春章(俳優:前野朋哉)役者絵で、人気の高い絵師
- 朱楽菅江(俳優:浜中文一)狂歌師
- 元木網(俳優:ジェームス小野田)湯屋の主人であり、狂歌師
- 智恵内子(俳優:水樹奈々)女流狂歌師
- 宿屋飯盛(俳優:又吉直樹)狂歌師
- 唐来三和(俳優:山口森広)戯作者
- 志水燕十(俳優:加藤虎ノ介)御家人であり、戯作者
- 芝全交(俳優:亀田佳明)戯作者
蔦屋重三郎と関わる人物たち
- ふく(俳優:小野花梨)うつせみという名前の元花魁で、今は足抜けして夫と幸せに暮らす人物
- 小田新之助(俳優:井之脇海)うつせみの夫
- 平秩東作(俳優:木村了)内藤新宿で商いを行う人物
- 長七(俳優:甲斐翔真)短期で喧嘩っぱやい所がある性格
大河ドラマ『べらぼう 第5回』のストーリー
1月5日。
— 安田顕 (@yasu_da_ken) January 4, 2025
明日かぁ。
はじまりますね。
「 #べらぼう 」 #安田顕
「 #平賀源内 にはつらいことも笑い飛ばして生きられるような力がある」 | TVガイドWeb https://t.co/lhO7Ocrn0R
小田新之助は、うつせみと一緒に寝ながら、うつせみがあまり有名になっていない話になりますが、逆に親密で良い感じになります。
「あまり、そなたの可愛らしさが広まってもなぁ」「……ふふ」
蔦屋重三郎だけが、はしごを外されて版元になれず、すっかり、ふてくされてしまい、仕事を任されても動こうとしません。
唐丸は代わりに頼まれた仕事を引き受けて、おつかいに行きますが、その途中でガラの悪そうな浪人から「久しぶりだなぁ」と声をかけられます。
逃げようとしますが「俺とお前の仲じゃねぇか」と言われて、唐丸はバツが悪そうな顔をして、蔦屋重三郎の元へ戻って行きました。
しかし、すっかりと落ち込んでいる蔦屋重三郎は、そんな唐丸の変化に気付かず「はぁ」とため息をついてしまいます。
蔦屋重三郎にとっては、平賀源内との『俺とお前で、おの日の本(日本)をもっともっと豊かにするんだよ』という約束が、今では重圧のようにのしかかっていました。
鉱山で、思いがけない事故が起きてしまって、けが人が出てしまい、平賀源内は「話が違うじゃねぇか!お前に貸していた金を返せ!」と言い始めてしまったのです。
平賀源内は金など返す気はなかったのに、大事な仲間・平秩東作が人質にされてしまって、困ってしまい、蔦屋重三郎たちに協力を求めてきました。
蔦屋重三郎は、平賀源内に「本の株を買いたいと思っているんですが」と相談すると、須原屋市兵衛を紹介してもらうと、意外な事を言われます。
「それなら、どこかの本屋に奉公に行ってみたら、どうだ?」「奉公?」「あぁ、うちだって、のれん分けしてもら、できたんだよ」
唐丸は、これ以上、店に迷惑はかけられないと思って、ガラの悪い浪人を道連れにして、川に突き落としてしまいます。
浪人はどざえもん(水死体)となり、役人も動き出して、花魁たちは「あの子(唐丸)が仲間だったって話よ?怪しい目つきをしていやした」と笑い話にしてしまいました。
唐丸は行方知れずとなってしまい、蔦屋重三郎は花の井に「あいつ、火事の時、ぼぉっと立っていて、何か隠しているけど、それを聞くのやぼだと思って」と愚痴をこぼしてしまうのです。
秩父鉱山で取れるのは鉄だけではない
秩父鉱山で取れるのは鉄だけではなくて、銅・亜鉛・鉛・金などが産出されていました。
地下からは、マグマが上昇してしまい、様々なものが反応して『スカルン鉱床』と呼ばれる地質が生まれました。
世界的にも珍しい鉱物が産出されて、秩父鉱山は明治時代になっても、採掘が続きました。
平賀源内は、以前から問題ばかり起こしていて、わがままな所もありましたが、江戸時代屈指の切れ者であった事は間違いありません。
大河ドラマ『べらぼう 第5回』の感想
平賀源内は、鉱山で商いの話を勧めていましたが、いきなり1000両を返すはめになってしまいました。その裏で、唐丸がガラの悪い浪人から、金を取るように脅されてしまいます。
唐丸は「良い加減にしないと、御奉行所に言うよ、あんたも死罪になるよ」と言いますが「おう、言ってみろ、お前がやった事を言うぞ、そうしたら、お前たちも死罪になるぞ」と言われてしまいました。
どんな時代でも、このようなロクでもない人間がいるものであり、徳川家康がせっかく戦国乱世を終わらせて、平和な時代になったのに、やるせない話でしたね。
蔦屋重三郎は唐丸を助けられず、すっかりと落ち込みますが、花の井から、できるだけ幸せなほうに考えるんだよと励まされます。
これはかつて、朝顔姉さんの考えであり、その考えはしっかりと、花の井と蔦屋重三郎に受け継がれていましたね。