朝ドラ『ばけばけ』では、松野トキ(女優:髙石あかり)が、父親の事業の失敗で、多くの借金を抱えながらも、へこたれずにがんばっていきます。
そんな朝ドラ『ばけばけ』の名言を20個まで紹介するので、参考にしてみて下さい。
世界一のママさん(朝ドラ『ばけばけ 第1回』の名言)
世界一のママさん
出典:引用元・NHK 朝ドラ『ばけばけ 第1回』
朝ドラ『ばけばけ 第1回』で、松野トキ(女優:髙石あかり)は、レフカダ・ヘブン(俳優:トミー・バストウ)に、耳なし芳一の話をしてあげます。
しかし、レフカダ・ヘブンには分からない日本語があったので、その意味について聞かれるので、すぐに調べて外国語で教えてあげました。
松野トキは、自分に自信が持てず、投げやりになりますが、レフカダ・ヘブンから「世界一のママさん」と褒め称えられます。
もしも、身分が高いままであれば、このように親切に耳なし芳一の話をしてくれなかったという意味が込められていて、奥さんにしてみれば、最高の褒め言葉であり、名言でしょう。
松野トキは、武家の生まれですが、運悪く、江戸から明治へ時代が変わり、武士の時代が終わったばかりの頃でした。
この時代は、おおくの武士たちが、商いを始めたり、家族を売ったりして、生計を立てていました。そのため、松野トキは不遇の一生を送る事になります。
それが、なぜ、レフカダ・ヘブンと幸せな日々を送れるようになるのか?その経緯が分かる所が、朝ドラ『ばけばけ』の見所でしょう。
夜だけど、朝なのよ(朝ドラ『ばけばけ 第1回』の名言)
夜だけど、朝なのよ
出典:引用元・NHK 朝ドラ『ばけばけ 第1回』
朝ドラ『ばけばけ 第1回』で、松野トキ(女優:髙石あかり)は、レフカダ・ヘブン(俳優:トミー・バストウ)からキスされそうになってしまいます。
外で、蛇や蛙たちが、たまらず「今は夜だけど、朝なのよ」と焦ってしまいます。
これは、一目があるかもしれないから、今は夜だけど、朝だと思って、踏みとどまってと言いたかったのでしょう。
少し変わった名言になってしまいましたが、蛇や蛙なりに、二人を大事に思っているからこその言葉だったと言えますね。
武士をひきずっている訳にはいかない(朝ドラ『ばけばけ 第1回』の名言)
武士をひきずっている訳にはいかない
出典:引用元・NHK 朝ドラ『ばけばけ 第1回』
朝ドラ『ばけばけ 第1回』で、松野トキの父親が、丑三つ時に呪いをかけていましたが、それをクラスメートの男子に目撃されてしまいます。
翌日になると、学校で男子たちから「見たぞ、お前の父親は働きもしないで、何をやっているんだ?」と批判されてしまいます。
多くの男子たちも集まって「働け!働け!働け!働け!働け!働け!」と茶化してしまい、女子が仲裁に入ろうとしたら、教師がやってきて言い放ちます。
「皆んな、商いとか色々と働いちょる。いつまでも、武士をひきずっている訳にはいかない」
江戸から明治の時代に変わり、武士は職を変えて働かなくてはいけない時代になってしまったとは言え、これは松野トキにとって、辛い名言になってしまいました。
武士の娘は金を稼いだりしません(朝ドラ『ばけばけ 第2回』の名言)
武士の娘は金を稼いだりしません
出典:引用元・NHK 朝ドラ『ばけばけ 第2回』
朝ドラ『ばけばけ 第2回』で、松野トキは、雨清水タエ(女優:北川景子)に「今日で、お稽古を最後にしたいと思います」と打ち明けて、学校の先生になって家族を養おうとしました。
しかし、その考えを聞いて、雨清水タエは厳しく問いただします。
「おトキ、あなたは何ですか?」「…私は、武士の娘です」「武士の娘は金を稼いだり致しません。たしなみを身につけて、いずれ夫や一家を支える。それが武士の娘」
「つまり、武士の娘は先生などなりません。もちろん。他の商いも。そうですよね、おトキさん?」
タエは、その言葉を否定する事ができなかったのですが、それほど雨清水タエの言葉に、間違いはなく、力強いものがありました。
雨清水タエは、上級武士の家系であり、夫よりも家格が上だったので、周りに気兼ねせず生きられる人物でした。
そういったこともあり、まだまだ武士の時代が終わったとは認めたくなくて、このような名言が飛び出したのでしょう。
おフミが作るしじみ汁になりたいのぉ(朝ドラ『ばけばけ 第2回』の名言)
おフミが作るしじみ汁になりたいのぉ
出典:引用元・NHK 朝ドラ『ばけばけ 第2回』
朝ドラ『ばけばけ 第2回』で、松野司之介(俳優:岡部たかし)は、妻・フミ(女優:池脇千鶴)が作った味噌汁を食べながら、自分の素直な気持ちを打ち明けます。
「あぁ、美味い。わしがしじみで、人様から食われる定めだったとしたら、おフミが作るしじみ汁になりたいのぉ」
その言葉に対して、妻は「よう分かりませんけど、ありがとうございます」とお礼を言います。
フミには、その言葉の意味がよく分からなかったようですが、自分の事を愛してくれていて、感謝している事だけは分かったので感謝したのでしょう。
武士の時代は、とうに終わりじゃ(朝ドラ『ばけばけ 第2回』の名言)
武士の時代は、とうに終わりじゃ
出典:引用元・NHK 朝ドラ『ばけばけ 第2回』
朝ドラ『ばけばけ 第2回』で、雨清水タエがトキに、武士の娘が何たるかをさとしていたら、そこに雨清水傳(俳優:堤真一)がザンギリ頭になって現れました。
タエは「あなた、それは一体?」と驚くと「気づいたか?今日は初めて理髪店に行ってきたのだが、むずがゆかったぞぉ。しかし、誰も似合っているとは言わないんじゃなぁ」と笑い飛ばします。
トキは「凄く、凄くお似合いでございます」と褒め称えると「ありがとうな、おトキ」と言うと、フミは「なぜ、そのお姿に?」と聞いてみます。
「まぁ、つきなみじゃが時代じゃな。武士の時代は、とうに終わりじゃ」
そう、あっけらかんと話しますが、タエの綺麗なおでこに縦ジワが入り、般若のような恐ろしい顔に変わっている事に気づき「なので、初めて話すのじゃが」と言おうとします。
トキが「何でございますか?」と聞くと「また、あとにするか」と言われるので「今、申しなさい!」と激怒します。
「はっ!近いうちに、わしはここで織物の工場をしようと思う」「工場?工場?工場?工場?工場を始めるというのは?」「つまり、商いを始める」
タエは『信じられない』と思いますが、トキは叔父の立派な姿や考えに心酔して「叔父さんは素敵で、なぜ、うちの父上はあげな」とぼやいてしまうのです。
松江1のうさぎ長者じゃぞ(朝ドラ『ばけばけ 第3回』の名言)
松江1のうさぎ長者じゃぞ
出典:引用元・NHK 朝ドラ『ばけばけ 第3回』
朝ドラ『ばけばけ 第3回』で、松野司之介(俳優:岡部たかし)は、親戚が商いを始めようとしていると知ってか?自分も商いを始める事にしました。
お城務めの仲間だった金成初右衛門(俳優:田中穂先)から、うさぎの商いを紹介されて、自分もうさぎを利用して商いを始めようとしていたのです。
この当時は、うさぎが高値で売られていて、5円だったうさぎが、600円で売れる事もあって、松野司之介は『これなら、すごく儲かる』と思ったのです。
しかし、妻のフミは「すごいと申しますか、怪しすぎます」と疑ってしまいます。
松野司之介は「わしは、松江1のうさぎ長者じゃぞ!」と浮かれて、大笑いしました。
しかし、松野司之介は「ちょっと出る」と言ってから、家に帰らずに、フミは「ちょっとで帰る」と言っていたのにと心配してしまいます。
トキは、眩しい所へ連れて行かれる一行の中に、金成初右衛門らしき人物もみかけて「あの人は?」と戸惑ってしまいまうのです。
人を見る目だけは確か(朝ドラ『ばけばけ 第3回』の名言)
人を見る目だけは確か
出典:引用元・NHK 朝ドラ『ばけばけ 第3回』
松野フミは、夫がうさぎを利用して商いをしようとしますが、さすがに5円だったうさぎを600円で売れるという話は、できすぎていると思ってしまいます。
しかし、司之介は金成初右衛門を信頼しきっていて「わしは、人を見る目だけは確か」と言って、だからフミとも一緒になれたような事を言いました。
さすがに、自分の事をよく思ってくれての言葉もあって、フミは、それ以上、反対する事ができなくなってしまいました。
トキも『父上は、無理をしているのではないか?』と心配してしまいますが、父はしばらく家に帰ってこなくて、不穏な空気がただよってしまうのです。
あなたがいないと美味しくないのよ(朝ドラ『ばけばけ 第4回』の名言)
あなたがいないと美味しくないのよ
出典:引用元・NHK 朝ドラ『ばけばけ 第4回』
松野司之介は、多くの金を借りて一気にボロ儲けしようとしていたのに、うさぎ相場が暴落してしまって、一気に多くの借金を抱えることになりました。
このままでは、華族に会わせる顔がないと思って、水辺で一人でいると、娘のトキから帰るようにせがまれてしまいます。
それでも、家には帰りづらいと思っていると、そこに妻のフミもやってきて「あなたがいないと(食事が)美味しくないのよ」と打ち明けられます。
今まで、貧乏暮しの時でも、トキが「はぁ〜」と言った時に「武士の娘がはしたない。はぁ〜とか言うな」とよく言い合っていましたが、家族にとってはかけがえのない時間だったのです。
妻子がそろって頼んできたので「トキ、よく言ってくれた。いい娘に育ってくれたな。それでは明日から働いてもらうが良いな」と言い出します。
トキは『どういう事?』と思ってしまいますが、その時になって、ようやく、うさぎの相場が暴落して借金を抱え込んで、学校へ行かせるお金も無くなった事を打ち明けました。
武士には武士の死に方というものがある(朝ドラ『ばけばけ 第4回』の名言)
武士には武士の死に方というものがある
出典:引用元・NHK 朝ドラ『ばけばけ 第4回』
松野司之介が、家に帰ってこなかった頃、トキやフミたちは、どざえもん(水死体)があがったと聞いて、まさかと思って、現場に駆けつけます。
近くにいた人物が、ゆっくりと、どざえもんの顔にかかっていた物を取り、司之介ではない事を知って、トキやフミたちは「良かったぁ」とつぶやきます。
遺族は「何が良かったね!と怒ってしまい、謝るハメになってしまいました。
二人は、家に帰ると、松野勘右衛門(俳優:小日向文世)から「武士には武士の死に方がある」と言われて、どざえもんになるような死に方はもってのほかという考えでした。
かつて、武士たちは戦で死ぬか?切腹するか?美しい散り際を大事にしていたので、勘右衛門が、どのような最期か?こだわるのも無理はないでしょう。
(どざえもんであがる事を非難している訳ではなくて、あくまでも勘右衛門の考え方について記載しました)
ジャガジャガジャガジャガうるさいな(朝ドラ『ばけばけ 第4回』の名言)
ジャガジャガジャガジャガうるさいな
出典:引用元・NHK 朝ドラ『ばけばけ 第4回』
松野トキは、父親が家に帰ろうとしないので「ジャガジャガジャガジャガうるさいな!何があったか知らないけど、生きているだけで十分」と訴えます。
トキの言葉や、フミからも説得されて、司之介は家に帰る事になりますが、まさか、学校へ行けなくなるとは予想もしていなかったでしょう。
家に帰り、美味しそうなお汁が振る舞われますが、祖父は嫌な予感がしたのか?「これは、何を入れたものだ?」と聞いてみると、そこに入っていたのは、うさぎでした。
トキは『可愛い』と思っていたうさぎを食べてしまったとは思ってもいなくて、さらに追い打ちをかけらたような気分になってしまいました。
女子が生きていくには身を売るか男と一緒になるしかない(朝ドラ『ばけばけ 第5回』の名言)
女子が生きていくには身を売るか男と一緒になるしかない
出典:引用元・NHK 朝ドラ『ばけばけ 第5回』
18歳になった松野トキ(女優:髙石あかり)は、外へ出ると、ある男が立ち小便を始めてしまい、親友の野津サワ(女優:円井わん)と一緒に、悲鳴をあげてしまいます。
遊郭にある屋敷の二階の窓から、なみ(女優:さとうほなみ)が顔を出して「ちょっと、そんな所で」と声をかけてきました。
なみは外まで出てきて「飲み過ぎぃ」と笑ってしまいますが、野津サワが何か言い足そうな顔をしていたので、その理由を聞いてしまいます。
「なに、その目?」「別に、こげんな人から金を貰うなんて、悲しいなぁと思っただけです」「なにぃ!」
喧嘩になりそうだったので、トキは「今日の所は」と仲裁してあげます。
しかし、なみは「言っとくけどね、女子が生きていくには身を売るか男と一緒になるしかないんだからね」と言い放ちます。
野津サワは「そんな事ないよね」と聞きますが、トキは、その言葉に何も答えてあげられませんでした。
現代であれば、考えられない男尊女卑な考え方でしたが、当時はまだ女性だけで生きていくのは難しい時代であり、ようやく工場で働ける時代になったぐらいでした。
そういった事を考えれば、日本は性別に関係なく、一人で生きられる時代になったと言えますが、その代わり少子高齢化が進んでしまい、国家の危機にひんしています。
なみのこの名言は、まだまだ女性にとって苦しい時代を反映した名言といえますね。
思っていても口にしません(朝ドラ『ばけばけ 第5回』の名言)
思っていても口にしません
出典:引用元・NHK 朝ドラ『ばけばけ 第5回』
松野トキや家族たちが、こんな苦しい生活をするようになったのは、司之介がうさぎに投資をするために、多くの金を借りてしまったからでした。
そのあとに、すぐ、うさぎの相場が暴落してしまい、トキは学校へ行けなくなってしまい、織物工場で働く事になったのです。
それでも幸運だったのは、親戚の雨清水傳の工場で働く事ができて、いろいろと目にかけてもらえた事でした。
雨清水傳は「これをフミさんに」と言って、カステラまで貰えて、すぐに母親に渡してあげると「さすがねぇ」と喜び合います。
司之介は、それが面白くなく「わしの事をかいしょうのない男だと思っているんだろう」と言うと、フミは「思っていても口にしません」と答えてしまいます。
ほぼ、言っているに等しい名言ですが、これを夫婦間で言ってしまうと、喧嘩になる可能性が高いので、要注意ですね。
借金に朝も夜もない(朝ドラ『ばけばけ 第5回』の名言)
借金に朝も夜もない
出典:引用元・NHK 朝ドラ『ばけばけ 第5回』
ある日の朝、松野トキは家族と一緒に食事をしていたら、借金取りの森山善太郎(俳優:岩谷健司)がやってきたので、フミは「どうしましたか?」と聞いてみます。
わしがきたからには借金を取りに来たに決まっているでしょうと言わんばかりに、金を取り立てようとするので、司之介は「こんな朝からか」とウンザリとしてしまいます。
しかし、森山善太郎は「借金に朝も夜もない。多くの氏族から金を取り立てなくてはいけないから、忙しい」と言い放ちます。
これは集金のお仕事をしている方であれば『分かる』と思ってしまう名言かもしれませんが、お金を払う側にしたら、うんざりしてしまう言葉でしょうね。
信じるのは自分だけ(朝ドラ『ばけばけ 第6回』の名言)
信じるのは自分だけ
出典:引用元・NHK 朝ドラ『ばけばけ 第6回』
松野トキは、由緒ある神社で、仲間と一緒に恋占いをする事になりましたが、自分だけが、なかなか良い相手と巡り会えないという結果になってしまいました。
周りの仲間からは「大丈夫よ、なかなか沈まなかった人もいたっていうから」と励まされますが、抜け殻のような感じになってしまい、落ち込んだ状態のまま帰宅します。
家では、あれだけ食事を楽しみにしてたのに、恋占いの結果が気になってしまい、いつまで経っても元気になれません。
見かねた父が「信じるのは自分だけ」と言ってあげますが、自分の大失敗で家族を貧乏暮らしにさせてしまったからか?あまりトキの心には響かなかったのです。
やはり、古来より、恋占いを信じる人は多くいるので、トキが恋占いを気にしてしまうのは仕方のない所でしょう。
当たるも八卦、当たらぬも八卦(朝ドラ『ばけばけ 第6回』の名言)
当たるも八卦、当たらぬも八卦
出典:引用元・NHK 朝ドラ『ばけばけ 第6回』
松野トキは、恋占いの結果から、いつまでも立ち直れず、母のフミは「当たるも八卦、当たらぬも八卦」とさとしてあげます。
この名言は、古来より言われている名言であり、占いというのは、当たる事もあれば、当たらない事もあるので、どんな結果になっても気にしすぎないようにという意味です。
この『八卦(はっけ)』というのは、占いを表す言葉であり、古代中国から伝わってきた易から生まれたものです。
代中国から伝わる易からうまれたもので、易の根源は宇宙、万物の根源である「太極」と言われます。
この易から、8つの記号から派生されており、これを八卦と呼ばれるようになった訳ですが、現代でも使われている事を考えたら、歴史のロマンを感じますね。
県知事閣下に売り込みに来るとは良い度胸の牛乳配達(朝ドラ『ばけばけ 第6回』の名言)
当県知事閣下に売り込みに来るとは良い度胸の牛乳配達
出典:引用元・NHK 朝ドラ『ばけばけ 第6回』
松野司之介は、なんとかトキに良い相手を探してあげようと思って、牛乳配達の仕事をしながら、県知事の家を訪れて、縁談の話をもちかけます。
しかし、身分が違いすぎたので、全く相手にされず「県知事閣下に売り込みに来るとは良い度胸の牛乳配達」と批判されてしまいました。
職場に戻ると、周りから「仕事をしながら、そんな話をするとは」と怒られてしまい、謝りに行こうとしたら「火に油をそそぐだけ」と止められます。
結局は、フミが親戚のタエに、頼む事になりますが、すでに準備を進めている事を教えられて「それなら、早く教えて欲しかったです」と言ってしまうのです。
ただ、呪うけんね(朝ドラ『ばけばけ 第7回』の名言)
松野トキが働く織物工場では、また新たに同僚が相手の男性を見つけて、結婚する事が決まりましたが、同僚は気を使って、それを言おうとはしません。
しかし、今回も雨清水三之丞がはしゃいでしまって、松野トキの耳に入る事になってしまい、同僚は「ごめん」と気を使ってしまいます。
松野トキは「なんで、謝るの?」と笑いながらも「ただ、呪うけんね」と、恐ろしい言葉をぽつりとつぶやいてしまいました。
この言葉に、同僚の仲間たちの表情が凍りつきましたが、松野トキは「冗談よぉ」と言って、顔は笑っていましたが、目は笑っていませんでした。
お前は座敷わらしか(朝ドラ『ばけばけ 第7回』の名言)
雨清水三之丞が、織物工場の女性たちと和気あいあいと喋っている時に限って、また兄がやってきて注意をしてきましたが、今回もやってきて「お前は座敷わらしか」と強烈な言葉をあびせます。
まだまだ中世から近世に移り変ろうとしていた時代だったので、日本古来の呼び名が浸透していたとは言え、なかなか嫌な兄弟ですね。
あさイチでも『さすがに座敷わらしは』と同情されてしまいましたが、今後も嫌味を言ってくるかもしれません。
ランデブーしないか(朝ドラ『ばけばけ 第7回』の名言)
松野トキは、周りの結婚を素直に喜べず、いつまでも素敵な相手が見つからなかったのですが、親戚の雨清水三之丞が「これから、ランデブーしないか?」と声をかけてきました。
今まで、聞いた事もない言葉だったので「ランデブーとは?」と聞くと「あいびきじゃな」と言われますが、ある山道を歩いていく事になります。
『ランデブーとは、こんなに辛いものか』と思ってしまいますが、山道をのぼりきったら、そこは怪談話で出てくる清光院という事が分かり、大喜びします。
雨清水三之丞は『清光院で、これだけ喜ぶとは、さすがおトキじゃな』と微笑みますが、本当に温和な性格という感じがしますね。